INDEX 広報 日造協 2004年8月10日 第365号
1面

沖縄総支部を設置 記念講演会や祝賀会開く
第1回総支部長会議、第2回臨時理事会開催
人事異動
【樹林】『花と緑』の新しい学校  ― 現代のアカデメイア開校
     
岐阜県立国際園芸アカデミー  講師 相田 明

2面

平成16・17年度 総支部長・支部長  各種委員会名簿
【技術レポート No.005】 景観緑三法と造園建設業の役割
     
(社)日本造園建設業協会 技術調査部長 野村 徹郎

3面

【ふるさと自慢】第46回
      宮崎 太陽が昇る国の5つの自慢
【緑滴】 若手技術者よ 進んで資格取得を!
      伊藤 祐三 東光園緑化(株)

4面

【総・支部だより】
     環境保全への取り組みや技術の向上を図る  青森県支部
     あづみの公園 7月24日一部開園        長野県支部
国土交通大臣表彰 当協会から7氏受彰
【麹町箱 しぶだより】
     びわこ地球市民の森 滋賀県支部 副支部長・高木 淳一
【事務局の動き】

 

1面

沖縄総支部を設置
記念講演会や祝賀会開く

沖縄総支部設置会議のもよう
講演する田村隆公園調整官
荷川取健総支部長あいさつ


 平成16年度通常総会において、九州・沖縄総支部から分離独立した沖縄総支部の設置が認められ、6月30日総支部設置会議などが開かれた。

 6月30日の当日は、かりゆしアーバンリゾート那覇において、総支部設置会議、総支部設置記念講演会、祝賀会を開催。総支部設置会議では、総支部事業の運営を図るために必要な平成16年度事業計画、収支予算、役員の選任を議決した。
 記念講演会は、講師に内閣府沖縄総合事務局の田村隆公園調整官をお迎えし、「公園行政と景観法について」の演題で講演された。
 また、祝賀会では、田村隆・沖縄総合事務局公園調整官、成家次男・日本造園建設業協会会長、涌井史郎・日造協本部理事、金城英男・7海洋博覧会記念公園管理財団常務理事からご祝辞を賜り、沖縄総支部設置にお骨折りいただいた北川博良氏が乾杯をご発声。祝宴には、会員を含め70名余の参加を得て、沖縄総支部の設置を盛会に祝っていただいた。
 沖縄総支部設置に当たっては、平成14年度に総支部を活動の主軸とした構造改革を図り、協会活動の執行体制の確立に取り組み、総支部の設置について日造協本部会長宛要請書を提出したのが発端となっている。 
 その内容は、
 @島嶼県で遠隔地にある沖縄県は、地理的特性である土壌や植生などから、独自に取り組むべきテーマや課題があり、植物に関する日本とアジアの交流拠点としての視点に立った活動展開を企図している
 A公共事業など行政省庁との対応についても沖縄総合事務局を通して行われ、九州各県とは仕組みの違いがある
 B沖縄〜九州間の距離は時間的な損失が大きく非効率である
 ――などで、総支部活動の機動的、効率的な業務展開に支障が生じる等の改善を図る必要があった。
 このため、九州・沖縄総支部への調整を進め、北川総支部長の多大なご指導、ご配慮をいただき、平成15年9月に九州・沖縄総支部経由で要望書を提出し、平成16年度通常総会において、実現を見ることとなった。
 沖縄総支部設置を契機として、沖縄総支部では、今後も関係各位のご指導ご支援を得ながら、造園事業に対する視野を一層広げ、社会に貢献できる造園業を目指していく。(沖縄総支部)

第1回総支部長会議、
第2回臨時理事会開催

 平成16年度第1回総支部長会議(写真・左)および第2回臨時理事会(写真右)は7月21日、東京・千代田区麹町のルポール麹町で開催した。
 総支部長会議の議事は、@平成16年度収入・支出予算補正について A役員功労金について B相談役の推薦について。第2回臨時理事会は総支部長会議での議事に加え、会員の入退会について審議、承認。その他事項として、役員・委員会委員名簿について説明が行われた。

人事異動

国土交通省  (都市・地域整備局関係)
7月8日付
 ▼公園緑地課長補佐(併)大臣官房都市再生機構連絡調整室=片山壮二(公園緑地課長補佐)
7月13日付
 ▼公園緑地課付=小酒井淑乃(公園緑地課公共施設係長)
 ▼公園緑地課公共施設係長=佐々木貴弘(公園緑地課国営公園維持係長)
 ▼公園緑地課国営公園維持係長=柳原季明(関東地方整備局建政部都市整備課公園係)

【樹林】
『花と緑』の新しい学校 
    ― 現代のアカデメイア開校

    岐阜県立国際園芸アカデミー 
            講師 相田 明

 

 

 もうすぐオリンピック。この原稿が印刷されるころには「ギリシャの暑い夏」が始まっているかもしれない。
 今年4月に開校した岐阜県立国際園芸アカデミー(岐阜県可児市)の「アカデミー」もここオリンピック発祥の地ギリシャの言葉が源。紀元前387年、アテネの郊外に位置する「平和の象徴の地 アカデメイア」に、哲学者プラトンが学園を設立しました。この「アカデメイア」がアカデミーの語源です。学園では数論、幾何学、天文学、自然学、政治学、詩学などといった幅広い学問が教授され、また、プラトンは学生を連れてアカデメイアの森を散歩しながら哲学を講義したと伝えられています。
 現在、教育や学問は分化、分業化、細分化、専門化(家)し、まさにタコツボ化・象牙の塔、明治農学の始祖・横井時敬がいう「農学栄えて農業亡ぶ」といった様子。たとえ農学部を卒業したとしても日本の農業の根幹である稲作(田植えや稲刈り)すら体験しておらず、植物の水遣りも十分にできない人が多い。その反面、実社会は自分の専門しか知らない人材より、専門性を持ちつつもさまざまな関連分野に精通した広い視野に立った人材を求めています。また、効率が第一な現代では一度に何人もの学生を教えることが出来るレクチャーが中心となり、プラトンがおこなったような少数のクラスでひとりひとりの学生の個性を伸ばす実習や演習を増やすのは難しいでしょう。
 「花と緑の空間づくりによる健康でこころ豊かな生活の創造」をコンセプトとした岐阜県立国際園芸アカデミーでは、カリキュラムは多様的・多面的・多層的に学ぶことができるよう計画され、トータルな感覚を持った造園・園芸人を育成しようとしています。
 本来のアカデミーの意味は決してタコツボ化・象牙の塔ではなく、幅広い関連分野の習得に基づいた「アカデメイア」です。関連分野を横断的・総合的に学びながら、レクチャーと実習・演習の比率が1対3の割合という「実践重視」。上級マイスター科1学年定員10名(短大卒レベル以上4年制)、マイスター科一学年定員20名(高校卒以上2年制)という「小数濃密指導」。英国王立バラ協会などの団体との連携や必修の海外研修の実施といった「海外連携」。このように岐阜県立国際園芸アカデミーは「現代のアカデメイア」を目指しています。
 具体的な実習や演習内容はハウスでの花卉栽培やその販売・流通、経営、ガーデンデザイン、ランドスケープデザイン、フラワーアレンジメント、ハンギングバスケット、園芸療法、園芸福祉、風景づくり、まちづくり、むらづくり(田植えや稲刈りを含む)など多様。授業以外にも、土日も含め学生は朝と夕方に水遣り当番として責任を持って植物を管理しています。
 造園界もハード中心の時代から、公園の管理・運営やまちづくり、むらづくりといったようにソフト中心の時代に移行しています。このような現状に対応するには、造園学、都市計画学、建築学、社会工学といった既存の学問を発展、融合させるというより、机上ではない「書を捨てまちに出よう」といった思想のある実社会を題材に体験を積む演習が有効であると考え、さまざまなプロジェクトを計画しています。さらにインターンシップ(上級マイスターの場合合計32週間を予定)の導入により、産業界にとって実践力となるような人材を育成しようと思っています。
 大学・短大の進学希望者数と大学が発表する合格者数が、これまでより2年早まり2007年度に同数になると試算されています。その理由は少子化と専門学校などへの進学率の増加にあります。「大学全入時代」なのだから今までと違ったさまざまな選択肢があってもよいと、オリンピックの開催を待ちながら「日本の暑い夏」で思う。

2面

平成16・17年度
総支部長・支部長名簿
各種委員会名簿

総支部長・支部長

北 海 道

東  北






関東甲信









北  陸



中  部




近  畿







中  国





四  国




九  州







沖  縄


北海道

青 森
岩 手
宮 城
秋 田
山 形
福 島

茨 城
栃 木
群 馬
埼 玉
千 葉
東 京
神奈川
山 梨
長 野

新 潟
富 山
石 川

岐 阜
愛 知
静 岡
三 重

福 井
滋 賀
京 都
大 阪
兵 庫
奈 良
和歌山

岡 山
広 島
鳥 取
島 根
山 口

徳 島
香 川
高 知
愛 媛

福 岡
佐 賀
長 崎
熊 本
大 分
宮 崎
鹿児島

沖 縄 

四 宮 禹 雄
早 坂 有 弘
佐々木 吉 和
山 谷 弘 美
米 内 吉 榮
柴 田 一 成
佐々木 吉 和
渡 部 佐 界
佐久間   繁
和 田 新 也
廣 瀬 一 三
増 田 泰 男
山 田 忠 雄
田 村 正 雄
望 月 勝 保
加 勢 充 晴
山 田 康 博
齊 藤 隆 夫
福 士 正 直
岸   省 三
根 本 良 治
久 郷 愼 治
岸   省 三
高 村 芳 樹
森   喜 孝
高 村 芳 樹
福 井 啓 介
儀 賀   悟
宮 本 泰 雄
宇 坪 啓 造
吉 川 政 昭
佐 野 晋 一
坂 上 信 明
中 西   勝
小 柳 勝 英
井 内   優
福 島 偉 人
内 山 三 郎
福 島 偉 人
大 田 英 二
小 立   靖
藤 本 宣 也
鬼 頭 愼 一
森 本 明 男
末 澤   保
鬼 頭 愼 一
中 原 政 昭
樋 口 敬 記
木 下 文 二
久 保 和 男
牧   幸 吉
木 上 正 貢
清 水   龍
田 中 和 紀
丸 山 重 之
荷川取   健
荷川取   健

且l宮造園
轄総
むつみ造園土木
環境緑花工業
兜ト内造園
東北緑化環境保全
むつみ造園土木
庄内園芸緑化
株ヨ梯園
箱根植木
第一造園土木
椛搏c造園
山梅造園土木
樺研
藤木園緑化土木
加勢造園
潟Tカタのタネ
叶ホ和植木
旧y井沢総合サービス
滑ングリーンサービス
鞄建緑地
葛v郷一樹園
滑ングリーンサービス
高村造園土木
イビデングリーンテック
高村造園土木
天龍造園建設
東海造園土木
椛ホ馬造園店
北陸緑化
葛g仁園
叶A藤造園
鰹コ和造園土木
樺西総合ガーデン
褐S山共同園芸
活苴煢ョ種苗園
蒲L斐園
且R都屋
蒲L斐園
潟`ュウブ
(有)小立造園
渇コ関植木
椛o葉造園
森本緑地建設
末澤緑地
椛o葉造園
瀬戸内緑地
内山緑地建設
木下緑化建設
蒲t隠緑化建設
叶シ肥緑化土木
木上梅香園
潟nヤシグリーンテクノ
渇田グリーンセンター
滑ロ山緑地建設
蒲ョ商造園土木
蒲ョ商造園土木

総務委員会

役名
委員長
副委員長


委員












氏名
市川五十男
森 喜孝
市来敏孝
有賀光昭
早坂有弘
渡部佐界
山田忠雄
伊藤祐三
鈴木誠司
武内壽一
平井善樹
比留間孝明
横山容三
河合健吉
中西 勝
田中静雄
森 茂
長野龍彦

社名
西武造園 (株)
イビデングリーンテック (株)
沖縄園芸 (株)
西武造園 (株)
(株) 国策
庄内園芸緑化 (株)
山梅造園土木 (株)
東光園緑化 (株)
(株) 日比谷アメニス
日産緑化 (株)
内山緑地建設 (株)
(株) 表養樹園
(株) 石勝エクステリア
太陽緑化建設 (株)
(株) 中西総合ガーデン
(株) 田中造園土木
(株) 森造園
豊秀植木 (株)

部会

財 務
広 報
企画・財務・広報


企 画
企画・財務・広報
企画・財務・広報
企画・財務・広報
企画・財務・広報
企画・財務・広報
企画・財務・広報

広 報


支部
東京
岐阜
沖縄
東京
北海道
山形
群馬
東京





石川
兵庫
鳥取
香川
大分

技術委員会

役名
委員長
副委員長


委員



















氏名
橋一輔
伊藤幸男
立山富士彦
松本 透
柏木健一郎
伊藤米男
田村正雄
卯之原 昇
大石武朗
大場淳一
荻野淳司
小出 裕
鈴木義人
福沢 敏
加茂輝隆
儀賀 悟
坂上信明
正本 大
大上修二
藤田良司
下地浩之
中西 勝
田中静雄
森 茂
長野龍彦

社名
アゴラ造園 (株)
(株) 日比谷アメニス
内山緑地建設 (株)
(株) 富士植木
雪印種苗 (株)
東洋緑化 (株)
(株) 庭研
(株) 昭和造園
東武緑地 (株)
(株) 大場造園
アゴラ造園(株)
(株) イワキランズテック
(株) 柳島寿々喜園
綿半インテック(株)
富山興業 (株)
東海造園土木 (株)
(株) 昭和造園土木
みずえ緑地 (株)
(株) 愛媛庭園
(株) 九州造園
(有) 西原農園
(株) 中西総合ガーデン
(株) 田中造園土木
(株) 森造園
豊秀植木 (株)

部会

IT
施工技術
開 発
開 発
IT
施工技術
開 発
施工技術
IT
開 発
施工技術
IT
開 発
開 発
施工技術
IT
開 発
IT
施工技術
開 発
広 報

支部
東京



北海道
宮城
埼玉
東京





長野
富山
三重
大阪
広島
愛媛
福岡
沖縄
兵庫
鳥取
香川
大分

事業委員会

役名
委員長
副委員長

委員














氏名
高村芳樹
梅川真澄
柏木忠昭
笹本 知
諸井道雄
望月勝保
広瀬直久
丸 健一
丸山賢史
榎本甲子男
山田康博
本間公一
福井啓介
坂井丈浩
佐野晋一
松本武司
下田俊雄
村山 優
久田朝一

社名
高村造園土木 (株)
(株) 富士植木
西武造園 (株)
(株) 北海道造園コンサルタント
(株) 諸井緑樹園
藤木園緑化土木 (株)
箱根植木 (株)
住友林業緑化 (株)
(株) 日比谷アメニス
藤造園建設 (株)
(株) サカタのタネ
(株) 植木環境緑化
天龍造園建設 (株)
イビデングリーンテック (株)
(株) 植藤造園
下電造園土木 (株)
東洋園芸食品 (株)
村山造園土木 (株)
(株) 久田緑化造園

支部
愛知
東京

北海道
福島
千葉
東京


神奈川

新潟
静岡
愛知
京都
岡山
高知
佐賀
沖縄

財政・運営検討特別委員会

役名
委員長
副委員長


委員










氏名
成家次男
佐藤四郎
藤巻司郎
山田勝巳
四宮禹雄
佐々木吉和
市川五十男
橋一輔
和田新也
岸 省三
宮本泰雄
高村芳樹
福島偉人
鬼頭愼一
樋口敬記
荷川取 健

社名
(株) 富士植木
(株) 日比谷アメニス
藤造園建設 (株)
(社) 日本造園建設業協会
(株) 四宮造園
むつみ造園土木 (株)
西武造園 (株)
アゴラ造園 (株)
箱根植木 (株)
(株) 岸グリーンサービス
(株) 対馬造園店
高村造園土木 (株)
(株) 有斐園
(株) 双葉造園
内山緑地建設 (株)
(株) 琉商造園土木

支部
東京

神奈川
本部
北海道
秋田
東京


石川
兵庫
愛知
広島
高知
福岡
沖縄

倫理委員会

役名
委員長
委員


氏名
近藤公夫
角地徳久
北山武征
蓑茂寿太郎
涌井史郎

社名
奈良女子大学名誉教授
(財) 建設業振興基金専務理事
(財) 公園緑地管理財団副理事長
東京農業大学教授
桐蔭横浜大学教授

戦略開発特別委員会

役名
委員長
副委員長
委員








氏名
佐々木吉和
涌井史郎
早坂有弘
林 輝幸
和田新也
久郷愼治
高村芳樹
山村文志郎
梶岡幹生
松本雍司
久保和男
市来敏孝

社名
むつみ造園土木 (株)
桐蔭横浜大学
(株) 国策
西武造園 (株)
箱根植木 (株)
(株) 久郷一樹園
高村造園土木 (株)
花文造園土木 (株)
(株) カジオカL.A
(株) 松本観翠園
(株) 葉隠緑化建設
沖縄園芸 (株)

支部
秋田

北海道
東京
東京
富山
愛知
滋賀
広島
徳島
佐賀
沖縄

2005年日本国際博覧会対応特別委員会

役名
委員長
副委員長
委員



氏名
佐藤四郎
高村芳樹
山田為志
大島嘉七
平野和男
岩間久爾
森 喜孝

社名
(株) 日比谷アメニス
高村造園土木 (株)
ヤハギ緑化 (株)
大島造園土木 (株)
アイシン開発 (株)
岩間造園 (株)
イビデングリーンテック (株)

支部
東京
愛知
愛知



岐阜

【技術レポート No.005】
景観緑三法と造園建設業の役割

(社)日本造園建設業協会
技術調査部長 野村 徹郎

造園のものづくり

 作庭を伝統的な基本技術として発達してきた日本の造園は、植物や石をはじめとする様々な自然の素材を活用し、人にとって望まれる理想的な空間や美しい景観をつくることをめざしてきたといえます。
 そして、造園は囲まれた庭園空間から対象とする領域を拡大することによって、私的な庭から公園などの公共的空間へ、さらにより広範囲な都市空間、自然空間などまでに及ぶ総合的なオープンスペースをつくる技術へと発展してきました。
 このように、都市や自然地域までもをその活動領域に含むこととなった今日の造園建設業の役割は、限りある資源と地球環境を人類の未来に伝達することであり、「多様ないきものと共生し、自然に対する慈しみの文化の建設技術」を担うものとして、良好な景観・緑と地域の文化に恵まれた美しい国土空間の創造の担い手として国民の期待に応えることが求められています。
 建設業には28の業種が定められていますが、造園が他の建設業と異なり最も特徴的であることは、植物等の「いきもの」を扱う唯一の建設業であるということです。さらに、造園は地域性や周辺環境とのバランスを重視し、植物の成長やそこに使用されたさまざまな自然素材の、いわゆるエージングなどによるエレメントの表情や景観の変化と時間軸を意識しながらものづくりを行うことです。形状や寸法の決まっている工業製品、二次製品だけでなく自然石など不定形の材料を組合せ用いながら、周辺との調和、空間のバランスやおさまりに配慮し、快適で美しい空間づくりを行おうとすることです。また、工事という建設の段階が終了した時点で完成とはならずに、成長を続ける植物を管理しながら長い時間をかけ、造園空間として熟成させるということも大きな特徴です。
 造園工事にたずさわる技術者には、基本となる植栽技術、植物や植栽基盤の診断技術、移植技術、修景技術、動植物に対する総合的な技術とともに伝統的な作庭技術、石積技術などに支えられた芸術性や意匠性のセンスまでの広範囲な知識と技術が必要とされます。
 造園はそもそも自然の観察から始まり、自然の摂理を意識しながらものづくりを進めてきました。他の建設業が機能性、経済性、安全性を重視する傾向があるのに対して、自然との調和、共生を意識するというのが造園です。
 例えば道を付けようとするとき、定められた起点と終点を最短距離でできるだけ直線で結ぼうとし、工期が最短になり、また維持管理がかからない堅固な材料を使用しようとするのではなく、自然をできるだけ傷つけず、自然地形を活かしながらなだらかな曲線の道を周辺の材料を用いながら作っていくのが造園の発想であると言えましょう。そのためには現地の状況をよく観察し、様々な代替案を検討しながら最適解を見いだしていくことが大切です。手間暇を要することにはなりますが、これが必ずや造園の姿勢、技術として評価されていくに違いありません(表・人々の生活場面と造園の仕事)。

景観緑三法と造園建設業の役割

 (社)日本造園建設業協会では、造園の幅広い分野での知識と、それを現場で構成するための組合せと収まりの技術により、造園技術が支えられていることを造園にたずさわるものが自覚しなければならないとの立場から、美しい景観の保全と創出のために必要な造園の技術、技能の向上と造園のものづくりに関する調査研究や提言を行っています。また、地球温暖化防止の一助となるよう「みどりのリサイクル」の推進をはじめ、「造園産業環境マネージメント宣言」の発表など、広く社会に貢献すべく活動をしています。
 伝統的な造園技術の記録、蓄積とともに、今日の造園 工事の特性を理解し、新しい造園技術にも対応できる技術者として、いきものの知識や審美性の判断と、それを支える造園技能についての見識の蓄積と増大を目指した教育・訓練を実施することも必要で、例えば美しい道路の緑景観を実現する「街路樹剪定士」や、植物が健全に生育するための土壌の専門家として「植栽基盤診断士」など新しい技術・技能の認定制度も発足させています。
 景観緑三法の中でも特に緑に関わりの大きいと思われる「景観に関する基本法制の整備」や「緑に関する法制の見直し」が実施されることにより、造園の持っている様々な技術や知識を役立たせる場面が増えることでしょう。
 公共造園の場では、従来の都市公園の整備を中心とした技術・技能だけでなく、自然公園・河川・道路・港湾等の多様な空間における、美的な環境インフラ形成の技術として造園技術・技能を位置付けることも必要となります。
 景観計画制度の創設により、景観計画の策定段階で、住民等は景観計画の提案をすることができるようになりました。造園家が市民の方々と一緒になって景観計画に参加することで景観づくりのプロとして協力することができ、景観づくりのコーディネーターとして、あるいは美しいまちづくりの相談窓口となることも考えられます。
 遠くの景色を庭に取り込む借景という手法は、古くから造園技法として多く用いられてきましたが、特に、自然公園などではこの遠景と近景の調和が重要となります。景観計画の基準が自然公園や国定公園にも追加できるようになることで、このような造園技法を活用することもできるでしょう。
 都道府県などの景観行政団体は、良好な景観の形成のための業務を適切に行う公益法人やNPO法人を、景観整備機構として指定することができるようになりました。造園建設業が景観整備機構として,公共だけでなく民間の緑のメインテナンスなども行うことで、美しい景観の保全と創出に役立つことも可能となります。
 また、都市緑地保全法の改正による管理協定制度や緑地管理機構制度の活用で、公共だけでなく市民緑地などの民間の緑の保全、管理への参加が可能となります。また都市公園法の改正による、多様な公園施設の設置提案とその管理などでも造園の持つ緑の知識と技術を発揮することで、様々な場面で貢献ができるでしょう。
 このように、美しい日本の景観を保全し築きあげてゆくために、すぐれた造園修景技術が必要とされる様々な場面で、日造協を中心とする造園建設業が建築や土木などの関連する分野とも連携を図りながら、緑に溢れた景観づくりの専門家としての役割を発揮することで、美しい国づくりにたずさわり緑豊かな自然との共生による生活の創造に貢献できるはずです。

おわりに

 造園建設業は、公園や緑地などの総合的な建設工事から、道路、河川、屋上等の緑化工事、動植物についての知識と技術を活かした保護・育成による植生の復元工事、さらにいきものである植物の維持・管理にいたるまで、多年にわたる造園・修景に関する経験と、日本庭園などの伝統技術を基礎として蓄積した技術を活かした、都市環境や生活環境の整備を通して景観の向上に貢献してきました。
 景観法が実施されることによって、景観という言葉に対しあらためて国民の目がむけられることになります。
 景観法が風景全体に関る制度として機能し、関係する省庁とも連携した総合的な取り組みができるものとなることで、美しい日本の国土の景観がさらに向上することを期待するとともに、この景観に関する法制度の整備が造園産業の新たな基盤を作り出すことにつながることを願います。

 参考資料:首相官邸ホームページ、 国土交通省ホームページ
        都市緑化:講談社 近藤三雄

3面

 

【ふるさと自慢】第46回
宮崎 太陽が昇る国の5つの自慢

ジャイアンツ宮崎キャンプ

 

フェニックスカントリークラブ

 

サーフィン(木崎浜)

 

宮崎フラワーフェスタ

 

天の岩戸伝説が残る高千穂

 

夜の繁華街

 



 宮崎県は、海から昇る太陽を臨む国として古くは「日向」と呼ばれ、天孫降臨伝説に代表されるように歴史を有しております。
 日向灘を望む東側に平野が広がり、西側は山岳地帯で、県土の約4分の3が森林となっており、温暖な気候、多雨多照が育んだ豊な自然環境にめぐまれ、県内外で“住みやすい県”といわれています。
1. スポーツランド宮崎
 (1) キャンプ
 2004年春も宮崎は各種キャンプで賑わいました。まずプロ野球は、読売巨人軍を始め、福岡ダイエーホークス・広島東洋カープ・西武ライオンズ・大阪近鉄バッファローズ・ヤクルトスワローズと、12球団中6球団がキャンプを行っています。
 Jリーグは、鹿島アントラーズ・大分トリニータ・サンフレッチェ広島
・セレッソ大阪・ガンバ大阪・アビスバ福岡・ベガルタ仙台・大宮アルディージャ・川崎フロンターレがキャンプをはりました。また、アテネオリンピック出場を決めた全日本女子バレーも強化合宿を行っています。
 (2) ゴルフ
 黒潮流れる日向灘に面した宮崎では、気候が温暖なため、冬でも緑の芝が美しく映え、また一年間を通してゴルフを楽しむことが出来ます。
 今年もタイガー・ウッズが参加するダンロップフェニックストーナメントの会場であるフェニックスカントリークラブを始めとして主なゴルフ場だけでも28を数えることができます。
 また、特筆すべきはそのアクセスの良さです。ほとんどのゴルフ場が、街近郊に存在し、地元の者は30分以上車を走らせると、「今日のゴルフ場は遠い」と感じるほどです。
 (3) マリンスポーツ
 あまり知られてはいませんが、宮崎はプロのサーファーも折り紙をつけるサーフスポットを持つサーフィンの“聖地”です。
 毎年多数のサーファー・ボーダーが来県し、また熱心な人は都会から宮崎に住み替えています。
 その他、色とりどりの熱帯魚とたわむれるダイビング、白い砂浜が広がる海水浴場など、海を楽しむための環境が整っています。

2.神話と伝説の国
 2000年に出版された梅原猛の「天皇家の“ふるさと”日向をゆく」でも案内された通り宮崎県は古代の神話と中世の伝説が豊富な地域です。
 記紀が伝える天孫降臨、天の岩戸、山幸・海幸等の神話がいろんな場面に息づいています。また、平家の落人伝説、百済王伝説等歴史のロマンが溢れています。

3.花のみやざき
 陽光あふれる宮崎は、一年中花が絶えることはありません。亜熱帯性の鮮やかな色の花やかれんな在来種など四季折々に美しく県内を飾ります。
 また、沿道には、綺麗に植栽された花々が目を楽しませてくれます。
 今回「景観緑三法」が議決されましたが、その基となった「沿道修景美化条例」(昭和44年制定)を始めとして、宮崎県は修景について長らく取り組んできています。

4.焼 酎
 今、全国で大ブームの焼酎について、宮崎県は一大生産地です。現在年間約8万キロリットル(1.8リットル瓶換算約4500万本)を生産し、その77%を県外に出荷しています。30を越す酒造メーカーが毎日懸命に生産しています。 
 ここで、本格焼酎の定義についてお知らせしますと「本格焼酎とは、芋類、穀類、こうじ及び水を用いて発酵させたアルコール含有物を単式蒸留器で蒸留したもので、アルコール分が45度以下のものをさす」と定められています。
 原料の種類が豊富(芋・麦・そば・米など)で、飲み方も豊富(お湯割り・果樹割り・お茶割り・ロックなど)な焼酎を大勢でワイワイやれば、ストレス解消間違いなしです。

5.夜の繁華街
 ゴルフ・キャンプ・観光等昼の疲れを癒してくれる場所をご案内します。
 宮崎市の夜のメインストリートは西橘通りと中央通り。郷土料理の「冷汁」、「地鶏料理」等で舌鼓を打った後は、是非2500軒ともいわれる(ちなみにこの数字はコンビニエンスストアで売られている商品数とほぼ同じ)夜のお店で地元の焼酎などを味わって下さい。
 きっと、くつろいだ雰囲気のなかで宮崎の人情に触れられることと思います。
(宮崎県支部 事務局長・徳地 信一)

【緑滴】
若手技術者よ
進んで資格取得を!

伊藤 祐三 東光園緑化(株)

 造園工事に限らず建設業界では、数々の資格を取得しなければ施工や監督ができません。「資格はいくら取っても重荷にならないし、受験資格ができれば少しでも早くチャレンジしなさい」といつも若手社員に言っている。
 造園・土木施工管理技士や造園技能士は2級から1級へとステップアップしていくが、常にいま自分が行っている仕事よりも一段上の資格取得を目指してもらいたい。
 施工管理技士の中には、運転免許のようにペーパードライバーがいるようだが、日造協の資格である「街路樹剪定士」、「造園工事基幹技能者」、「植栽基盤診断士」などは真の実力がなければ取得が難しい資格です。
 「街路樹剪定士」はすでに多くの官庁からその重要性が認められ、剪定作業の時に活躍していますが、今後は更に他の二つの資格も重要になってきます。
 「造園工事基幹技能者」はPFI方式等の大型プロジェクト現場では他業種との調整や施工方法のVE案等、豊富な施工経験により、監督者の意向を各職人に指示し、工事をより良くスムーズに行うための活躍が期待されます。
 「植栽基盤診断士」は建設業界で唯一、樹木・草花という生命ある素材を扱う造園業界から出た画期的な資格です。建築や土木では工事が完成した時が最高の仕上がりであるが、造園で扱う樹木は植栽時から将来想定される最高の仕上がりに、5年・10年と維持管理して仕上げていきます。樹木の生長には、植栽するための基盤である土壌が大変重要であり、その重要性を計画段階から他業種の人に理解してもらい協力して工事を仕上げていく重要な役割を担います。
 若手技術者はこの重要な資格を取得するために、大いなる努力をしましょう。

4面

【総・支部だより】
環境保全への取り組みや
技術の向上を図る
青森県支部

蔦 川

 

奥入瀬

 このたび美しい国土の保全と創造を目指して、緑に関する総合的な法律「景観緑三法」が可決されました。環境に携わる者として、多くの声がようやく実ったことに関係各位に感謝する一方、自然と共に生きてきたこの環境が、法で定めなければ守ることができないのかとも思います。
 青森県では、平成8年に景観条例が制定されました。本県の豊かで美しい自然は、祖先から受け継がれてきた貴重な財産であり、この保全と継承に努めることは県民として当然のことであり、その重要性を認識することが大切だと思います。
 昨年、当支部の活動の一つとして、八甲田山系の蔦川周辺に於いて清掃活動を行いました。生憎小雨まじりの天候でしたが、会員家族や他ボランティアの方々とも合流し、上流へ向けて約2qを歩いて行きました。国立公園でもあり、ゴミなどあるようには見えませんでしたが、思った以上のゴミの量や、外来種の植物の生息に一同驚いてしまいました。歩きながら、ただこの川がきれいになることだけを願い、誰しも無心でゴミ拾いをしていたと思います。
 美しい国づくりは、自然に対するこの気持ちが原点だと思いますし、清掃活動などしなくても美しさが保たれるよう願わずにはいられません。
 当県には、各地域ごとにいくつかの造園団体があります。それぞれの団体の趣旨に基づく活動を行いつつ、各団体との連携を持ち、青森県としての活動を一本化するべく、2年前に連合会を発足させました。豊かな自然や歴史的文化遺産など人々に親しまれている景観は、地域一体となって皆で守り、後世に引き継ぐ使命があるのではないでしょうか。
 今後とも、各団体と力を合わせて、環境保全への取り組みや技術の向上など活動して行きたいと思います。
(青森県支部長 山谷弘美)

【総・支部だより】
あづみの公園
7月24日一部開園
長野県支部

 

 

公園から常念岳の眺め

 

開園式でのテープカット

 日本の屋根北アルプスのふもとに広がる長野県の安曇野に、平成2年に都市計画決定されて、4年から用地買収が始まり、10年から建設工事が始められた、「国営アルプスあづみの公園」が、去る7月24日ようやく一部開園にこぎつけ、8月1日まで盛大に開園イベントを開催。イベント期間中の入園者は、目標の3万人を大きく上回る4万6600人となった。
 7月24日午前には国土交通省・林幹雄副大臣を始めとする国の幹部、長野県知事、関係市町村長、関連団体、施工業者等が参列して記念式典が開催され、日造協からは成家会長、山田副会長なども参列された。
 正午にテープカットが行なわれ、地元の子どもたちが「アサギマダラ」の蝶130匹を放つと待ちかねていた家族連れなどが続々と園内に入場した。
 長野県支部は、「緑・花クイズラリー」を実施して入園者に山野草や花をプレゼントした外「ガイドセンターの花の飾りつけ」の実施、山野草の販売などを行い、開園イベントを盛り上げた。
 国営アルプスあづみの公園は、大町市・松川村地区と堀金村・穂高町の2つの地区から構成され全体計画は353haと広大なものであるが、今回一部開園されたのは、堀金・穂高地区の27haである。
 この公園は、「自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現」をテーマとしているが、これは、雄大な北アルプスや自然豊かな安曇野の自然環境の中で、人間性を取り戻すことをめざすものである。
 公園からは、北アルプスの中でも容姿が最も美しいとされる「常念岳(2857m)」が望める外、常念岳から流れ出た清流を引き入れた段々池で、冷たい水に触れることもできる。
 また、公園周辺では米どころ安曇野の水田の美しい緑の絨毯が見渡す限り続いている。
 公園は、北アルプスや安曇野のガイドセンター、インフォメーションセンターとしても期待されている。公園を訪れたあと、上高地や北アルプスを訪ねるも良し、点在する温泉を訪ねるも良し、はたまた沢山ある美術館を訪ねるも良し、清流のわさび田を訪ねるも良しである。
 全国から皆さんが訪れてくださることが、引き続く建設と、開園地区の一層の充実につながります。
 ぜひともお訪ねください。
(長野県支部事務局長・滝沢 信男)

国土交通大臣表彰
当協会から7氏受彰

 平成16年度の建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰が7月12日、東京・千代田区霞ヶ関の同省共用大会議室で行われ、当協会員からは7氏が受賞の栄えに輝いた。
 〈都市計画事業関係〉
 ▼金子啓一(62)=カネコ種苗常務、日本家庭園芸普及協会理事、群馬県前橋市▼石川龍二(64)=植藤代表、神奈川県造園業協会副会長、神奈川県相模原市▼中野孝(60)=中部緑地常務、石川県造園緑化建設協会副会長、石川県松任市▼市川幸宏(57)=市川造園代表、愛知県造園建設業協会理事、愛知県豊川市▼西川勝(62)=近江花勝造園代表、滋賀県造園協会会長、滋賀県近江八幡市▼上田篤憲(65)=ウエダ代表取締役会長、元日本造園組合連合会宮崎県支部支部長、宮崎県小林市
 〈建設行政関係〉
 ▼山田勝巳(62)=元都市局公園緑地課長、日本造園建設業協会副会長兼専務理事、神奈川県横浜市

麹町箱 しぶだより】
びわこ地球市民の森

滋賀県支部 副支部長・高木 淳一

 野洲川は、鈴鹿山脈に水源を持つ滋賀県下最大の河川であり、守山市で南流と北流に分派して琵琶湖に注いでいました。下流部ではいわゆる天井川を形成し、洪水による大災害がたびたび発生しました。このため、国土交通省による琵琶湖総合開発事業として、南流と北流の間に新しく放水路が計画され、昭和56年に完成しました。これにより、南流と北流は廃川となり、その後は平地化事業が行われてきました。この元南流の一部の県有地(面積42・5ha・延長3.2q・幅100〜200m・標高差4.1m)が、「びわこ地球市民の森」と名づけられ、県営の都市公園として再生することになりました。
 植栽基盤を含む公園施設は、県で整備し、植樹については木陰となる木や施設周辺の植樹などを除いて、県民をはじめ下流府県の多くのボランティアによって、苗木植栽が行われてきました。これは、時間をかけて一つの森を形成していくことを目指して計画されたものでした。
 施設整備については、国土交通省が地球温暖化の観点から、都市公園事業で制度化した「平成の森づくり事業」に基づいて、平成12年度から平成13年にかけて「つどいのゾーン」の整備を完成し、平成14年度以降は「ふれあいゾーン」の整備を行っています。
 21世紀最初の「緑の日」となった平成13年4月29日には、「滋賀県植樹のつどい」を実施し、植樹をスタートさせました。県内外から約3500人が参加し、拾ってきたドングリを家で育てた苗(苗木のホームステイ)など約8000本あまりが植えられました。以後、平成16年5月までに、植樹人数は約9650人、植樹本数は34500本となりました。

【事務局の動き】 【7月】
5(月)・ 「広報日造協」編集会議
9(金)・ 全国意見交換会沖縄総支部
12(月)・ 国土交通大臣表彰(山田副会長ほか)
14(水)・ 総務委員会(全国)
16(金)・ 全国意見交換会北海道総支部
21(水)・ 技術委員会(在京)
21(水)・ 総支部長会議
21(水)・ 第2回臨時理事会
22(木)・〜24(土)・造園工事基幹技能者認定研修会(広島会場)
22(木)・ 井上剛宏氏黄綬褒章受章を祝う会
24(土)・ アルプスあずみの公園開園式(会長・山田副会長)
26(月)・ 技術委員会(全国)
26(月)・ 建設産業人材確保・育成推進協議会(総務部長)
28(水)・ 建設業振興基金専務理事・事務局長会議(常務理事)
30(金)・ 全国意見交換会中国総支部

【8月】
2(月)・ 事務局長会議
3(火)・ 公園緑地協会技術委員会(会長)
4(水)・ 全国意見交換会北陸総支部
5(木)・ 「広報日造協」編集会議
6(金)・ かながわのみどりを創り、育てる講演会(野村部長)
21(土)・ 岡山県造園建設業協会創立30周年記念
26(木)・ 全国意見交換会四国総支部
27(金)・ 全国意見交換会近畿総支部