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広報 日造協 2005年5月10日 第374号 |
平成17年度 全国都市公園・緑化・緑地保全・屋外広告 主管課長会議を開催 事業予算概要はじめ 都市緑地法・都市公園法の運用など解説
国営淀川河川公園で緑化を啓発 皇太子殿下ご臨席のもと1,500人が参加
涌井氏 朝倉氏 受賞
「環境・文化・教育・産業・平和」の連環 ― 櫨と水車と地球儀の里からの発信 ― 西日本短大造園科 助教授 大石 道義
平成17年度通常総会 東京・赤坂で6月23日 |
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造園の足元を見直すA
【緑滴】
【麹町箱】
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【技術レポートNo.011】 (社)日本造園建設業協会 技術調査部長 野村 徹郎 |
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【総・支部だより】 米州開発銀行が沖縄で第46回年次総会を開催 沖縄総支部 学校緑化(校庭芝生化)総支部の協力得て推進 埼玉県支部
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平成17年度全国都市公園・緑化・緑地保全・屋外広告
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平成17年度 全国都市公園・緑化・緑地保全・屋外広告主管課長会議を開催事業予算概要をはじめ都市緑地法・都市公園法の運用など解説 平成17年度全国都市公園・緑化・緑地保全・屋外広告主管課長会議が4月21日、国土交通省大会議室で開かれた。会議では、平成17年度全国都市公園・緑地保全等事業予算概要をはじめ、都市緑地法運用指針、都市公園法運用指針、国土交通省所管補助金等交付規則新旧対照、また、屋外広告物法の一部改正や屋外広告物標準条例(案)の改正などについて解説が行われ、会議後は、意見交換会を開催。さまざまな意見が交わされた。 会議は冒頭、高梨雅明公園緑地課長があいさつ。その後、「都市緑地保全法施行令の一部改正について」浦田公園・緑化事業調整官、「公園をめぐる最近の動きについて」梶原課長補佐、「平成17年度都市公園・緑地保全等事業予算の概要」鹿野課長補佐、「地方整備局等における都市公園等事業の執行体制について」井村課長補佐が第一部前半で解説。 その後、休憩を挟んで、西川緑地環境推進室長があいさつ。「事業の効率化・透明化の推進と予算の適正な執行について」古澤企画専門官、「緑地の保全・緑化の推進について」加藤課長補佐が解説。 第二部は高梨課長のあいさつののち、「屋外広告物条例ガイドライン(案)等について」長濱公園企画官が改正屋外広告物法の推進などについて解説した。 このうち、昨年12月に施行された都市緑地保全法施行令の一部改正については、普及啓発に向けた取り組みとして、都道府県、市町村の担当者を対象に、法改正に関する説明会を各ブロックで開催することとし、5月11日から27日まで国土交通大学校、7月26日から29日まで都市緑化技術講習会で研修を実施することとした。 都市緑地法、都市公園法における支援措置については、緑地環境整備総合支援事業の創設、景観重要建造物と一体となった都市公園等の整備の重点的推進等、立体都市公園の整備の3事業の予算措置と、緑化重点地区内の緑化施設にかかわる固定資産税の課税標準2分の1、緑化率規制対象建築物にかかわる固定資産税の標準課税3分の1(規制対象外2分の1)とする緑化施設整備計画認定施設に対する課税特例や日本政策投資銀行の融資対象事業「エコビル整備事業」の要件の拡充が紹介された。 公園緑地をめぐる最近の動きについては、これまで地域再生本部のプログラムに基づいて行っていた地域再生計画が、今年4月1日に施行された地域再生法に基づいて実施されるとし、主な地域再生施策やスケジュール、公園緑地関係の地域再生計画の認定状況が示された。 また、地球環境問題等への対応では、対策における都市緑化の位置づけをはじめ、地球温暖化対策推進大綱、自然再生推進法、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律について概説した。 |
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国営淀川河川公園で緑化を啓発 皇太子殿下ご臨席のもと1,500人が参加
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第16回全国「みどりの愛護」のつどいが、平成17年4月23日(日)大阪府枚方市の国営淀川河川公園で、皇太子殿下ご臨席のもと、盛大に開催された。 つどいは「みどりの日」の趣旨を踏まえて、広く緑化意識の高揚を図り、緑豊かな潤いのある住みよい環境づくりを推進することを目的に開催され、式典では1500人の参加を得て、北側一雄国土交通大臣をはじめ各界のあいさつのあと「みどりの愛護」の功労者表彰が行われた。 式典に参加された皇太子殿下からは「みどりの愛護活動に携わっておられる皆さんとともに、出席できることをうれしく思います」とあいさつされた後、「豊かな緑は、私たちの生活に潤いと安らぎをもたらすとともに、地球温暖化の抑制や大気の浄化、災害の防止などの面でも大切な役割を果たしています。地球規模での緑の保全と育成が人類共通の課題となっている今日、緑を守り育てていくことは、私たちの重要な責務であると思います」と緑化の大切さを示すお言葉をいただいた。 式典後、皇太子殿下には園内で記念のヤマザクラを植樹し園内を視察された。 |
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平成17年春の褒章・叙勲 |
平成17年春の国家褒章受賞者が発表され、当協会からは黄綬褒章を涌井史郎氏(59)(当協会理事、元石勝エクステリア代表取締役、道路緑化保全協会理事、東京都世田谷区)が受章した。また、春の叙勲は旭日双光章を朝倉邦夫氏(71)( 朝倉造園会長、福井県福井市)が受章した。 なお、褒章伝達式は5月27日、国土交通省本省で行われ、叙勲伝達式は5月20日赤坂プリンスホテルで開催される。 | ||
「環境・文化・教育・産業・平和」の連環 ― 櫨と水車と地球儀の里からの発信 ― 西日本短大造園科 助教授 大石 道義
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昨年度は、私のふるさと福岡県八女市の市制50周年にあたり、私は市民とともに記念事業の1つとして、「環境・文化・教育・産業・平和」を連環的目標とするリレーションシンポジウム(全10回)を実施させて頂いた。 シンポジウムは、「自然との共存や人類の幸福・発展」につながる、この5つの連環的目標を融和一体的に実現する方途や知見を、八女に縁深い「櫨・水車・地球儀」を“温故創新”の素材として学ぶとともに、それら「櫨・水車・地球儀」を再活性化させようという趣旨であった。 そして、最終回の折、参加した婦人から「このリレーシンポがめざしたこと、実践してきた内容を地域内外の人々にもっと知らしめて欲しい」旨の発言があったこともあり、この場にて少し紹介させて頂こうと思う。 八女地方は、多様な伝統的地場産業を展開してきた地域であるが、集約的には「櫨と水車と地球儀の里」と言えるかと思う。また、ここに溢れる潜在資源の豊かさや、その一体的な保存・活用という観点から、地域の活性化、地域の紹介に役立つ「八女エコミュージアム」の構想・実現が可能であり、また必要と思われる。 例えば、樹葉製粉業においては、杉林業の副産として、クリーンエネルギーの水車動力で杉の葉を拭いて線香粉を作っているが、エコロジカルでヒューマンな産業の見本と言えよう。櫨からは、櫨実のみならず花から採蜜もし、木蝋の絞り粕も捨てることなく、久留米絣の藍の保温火種として役立てている。精神的な面でも櫨は住民はじめ、「櫨の国の画家たち」と称される文人・画人たちの原風景を醸成しており、和蝋燭の灯は、民族や宗教を越えて人の心を和やかにし、平和の源をつくってくれる。また、古地球儀については、八女在住の人物が1843年に和紙等で作り、今に残っており、地球を集約した様は、環境・文化・教育・産業・平和の象徴とも言える。 こうした地域の財産は、よく知られ、吟味・応用されるよう、未来に向けておおいに発信しなければならない。しかし、櫨や櫨産業・風景水車や水車製粉業は現在、衰退・消滅の危機にあり、古地球儀も知られていないままである。 これらが、地域に存続し発展するためには、まず市民的関心や社会的支援が必要であり、このため「櫨・水車・地球儀」の各々について見学会、ミニ講演会、体験学習・ものつくり・ワークショップ、シンポジウムを実施してきたのである。例えば、体験学習では水車が拭いた杉葉の粉をこねてのMY線香作り、貝がらや竹筒を用いての和ろうそく作り、櫨ちぎりをした後でのオリーブの枝と櫨実による平和のリース作り等々。見学会は、水車場や線香工場、櫨畑、木蝋工場、古地球儀、和紙・提灯・独楽工房等々で行った。 リレーシンポジウムは開催期間中に「MILL 未来八女宣言 2004」(2004年8月)「櫨・JAPAN WAX 再生八女宣言」(2004年12月)「八女 GLOBEからの環境・平和 FUTURE 宣言」(2005年3月)「『櫨・水車・地球儀』からの八女エコミュージアム宣言」(2005年3月)をそれぞれを総括として採択。今後の指針として、地域の活性化に役立てていく。 |
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平成17年度通常総会 東京・赤坂で6月23日 |
平成17年度 通常総会を6月23日(木)、東京都千代田区紀尾井町1−12 の赤坂プリンスホテル五色1階・新緑にて開催します。 会員多数のご出席をお待ちしています。 |
伝統技術から『造園』を学ぶ 日造協東京都支部研修会より
現代の建築にも通用する「真・行・草」庭の三庭相 吉村 金男(葛g村造園 会長) |
「日本庭園の伝統技術について」というテーマが私に与えられているが、21世紀の現在、宇宙に人類が住み着く日も夢ではないご時世に「日本庭園の伝統技術」などというと、自分ひとりが取り残されたような気さえする。 しかし、お集まりの皆さんの大部分は日本で生まれ、美しいわが国の山川草木を見て育ち、この美しい緑をいかに現代風にアレンジして世に役立てていくかを勉強されていると思う。 こうした中、アイデアのみを尊守した作品もあるが、先輩や古人の残された作事技法、伝統を現代に置き直してつくられたものには、筋目の通った力強さ、奥の深さが表現されている。そこで、こうした伝統的な素晴らしい技能の一端を紹介する。 作庭古書の「築山庭遺伝」には作庭のもっとも基本的な心得として、三庭相、すなわち真、行、草について詳細に記している。 また、三庭相と同様に作庭古書の「石組園生八重垣伝」に各種竹垣や延段石畳について3種の作事技法が紹介されている。 現代において、これらの伝統的技法に追従する必要はないが、建築物との調和が考えられた作事技法の応用は、建築美を一層優雅に美しく演出し、建築物と庭園の結び役を務める。 このように、もっとも基本的な三庭相とその作事技法の心得は、現代でも十分に通用する考え方といえる。具体的に3つの庭について、築山をつくらない平庭で説明する。 「真の平庭」は、三庭相の中でももっとも格調の高い庭で、整然とした真の建仁寺垣と真の四つ目垣を用い、袖垣は切妻屋根付の源氏垣でできている。延段も人工的に加工した敷石によって組まれた真の延段で、景石には、守護石をはじめ、月影石、寂然体石組、請造体石組、その他は比較的表情の固い山肌系の石材を用いる。さらに、水鉢は縁先手水鉢の形式で、格調の高い棗鉢と五石からなる役石で構成。石灯籠も形の整ったものを使用し、奥の照明に春日型灯籠を据え置いている。 「行の平庭」は、建仁寺垣と四つ目垣を用いるが、胴縁、押縁の割間の相違や天端の玉縁を掛けない振り放し手法、立子竹の節止めとし、結束も男結びと、かいずるからげを適度に採用するといった変化をつけた。延段は自然石と人工石を折り混ぜた行の延段で、各石組みは山間の沢石を用いている。 「草の平庭」は、建仁寺垣と四つ目垣を用いるが、行と基本的には同様だが、立子竹の随所に寸足らずの立子竹を使用、胴縁も極端に割間寸法を変化させ、さらに製作現場の余剰材料の活用から篠竹の組子や自生する竹を使用した柴垣とした。延段は自然石のみを用い、その先には石臼の廃品を据え、景石は川石とし、植栽、特に苔類は野趣豊かな地苔を用いている。 |
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【緑滴】 日産緑化轄r井 一行 |
小型のボートは河口からどんどん奥地を目指します。ここは、ボルネオ島の東の外れ、キナバタンガン川下流です。川の両岸にはマングローブが生茂り、ジャングルはどこまでも続いています。澄み渡った空に積乱雲が迫ってきます。 |
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【麹町箱】 茨城県支部長 廣瀬一三 |
茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶ新しい都市高速鉄道「つくばエクスプレス」(通称:TX)が、今年8月24日に開業することが決まった。筑波研究学園都市は、約300の産学官の研究機関が立地しており、世界130カ国から約7000人の留学生や研究者が居住する国際性豊かな街でもある。TXの開業により、つくば市と東京とのアクセスは大幅に改善され、バスとJR常磐線利用時の約半分の45分で結ばれる。また片道で1日180本の列車が運行されることから東京都内は十分に通勤圏となり、都内の過密対策にも極めて有効である。 TXの建設は、「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」により、宅地開発と同時に進められたプロジェクト。東京、埼玉、千葉、茨城の1都3県で3266ヘクタールの宅地開発が土地区画整理事業により進行中である。茨城県内だけでも都市再生機構と茨城県等の施行により1733ヘクタールの大規模な宅地が供給される計画で、県では10万人の人口増を見込んでいる。 茨城県は、昔から地震や台風などの自然災害の少ない地域と言われており、名峰筑波山、日本で2番目に大きな霞ヶ浦や日本の原風景である小川、田んぼ、里山も数多く残っていて、最近流行の『とかいなか』生活を楽しむことが出来る数少ない地域であると言っても過言ではない。今年10月1日から31日までの1ヶ月間、TX開業イベントとして、「(仮称)つくば住まいと暮らし博」が研究学園駅周辺で開催される。茨城県支部では、県造協と共同して、癒しの源である庭園の魅力や県内造園業者の高い技術力を広くアピールするための方策を色々と検討しているところである。公共工事が先細りする中、我々は、このTX開業に夢と大きな期待を寄せている。 |
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「造園CPD」単位取得の実際(前 編)(社)日本造園建設業協会 技術調査部長 野村 徹郎
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造園CPD(継続教育)が昨年からスタートし、今年から本格実施、そして磁気カードを使ったCPD単位の記録登録も5月開催の造園学会全国大会で初めて実施される。 しかし、「造園CPD」とは何か?具体的にどのようにすればCPD単位が取得できるのか、まだまだわかりにくい部分も多く、どう取り組んだらいいかわからない方も多くいると思われる。 そこで、今回と次回の2回にわたって、何をしたらどれだけの単位が取得できるかの一覧を掲載する。 まず、CPDとは継続教育の名のとおり、どれだけ学習を続けているかである。教育機関での教育とは異なり、自ら取り組むさまざまな活動をCPD単位という数値に置き換えて、この数値で、どれだけ教育を続けているかを示そうというものである。 造園CPDでは、年間50単位の取得が望ましいレベルとしているが、単位は当初、論文の発表など、施工技術者が取り組みにくいものもが多かった。このため、日造協では現場の第一線で活躍する造園技術者が取りやすいものにすべきであるとの提案を行った結果、作品の発表や研修会への参加、専門誌・紙の購読、OJT、現場での技術者指導など、日常の活動で取得できるものが多くなった。何をすると何単位かは例示を参考にするとわかりやすい。1ケ月に5単位で年60単位。自分は1ケ月に何単位取得できるかを計算してみるのにも役立ちます。ぜひ、ご活用いただきたい。 なお、さらに詳細を知りたい人は、造園CPD協議会のガイドブックをご参照ください。ダウンロードできます。 http://www.landscapearchitecture.or.jp/cpd/guidebook.html (日造協ホームページからもリンクしています) |
【総・支部だより】 石川県支部
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(財)いしかわ緑のまち基金が主催し、石川県、当支部及び(社)石川県造園緑化建設協会が協賛する「県民緑と花のフォーラム」が、昨年11月にオープンしたばかりの、白山ろくテーマパーク公園内休憩館で開催された。 この公園は、霊峰白山を源とする手取川の中流域一帯33・7haを園地とする広域型の都市公園として、平成6年8月に国の事業認可を受け着工現在も整備中である。完成のあかつきには、渓谷の奇岩や流れ落ちる滝を眺めながら清流をボートで下る川下り、森林浴を楽しみながらの散策、野鳥の森でのリフレッシュ等の自然と、フィールドアスレチックス、オートキャンプ場、野外ステージ等人工の施設が融和し、更に田園の広がるかなたに加賀一向一揆最後の城のある鳥越山を望むことができる。豊かな自然と歴史・文化に恵まれた「花・雪・人」のテーマにふさわしい公園が出現する。 このような環境の一角にある木の香も新しい建物で、早春の3月21日、第1部として淡路景観園芸学校の浅野房世氏を基調講演の講師に招き、「緑の癒し」をテーマに園芸セラピストの話を、第2部として当支部幹事で(社)石川県造園緑化建設協会副会長の中川茂氏が「校庭緑化」取り組みの事例の発表を企画したことは、まことに時と所を得たものであった。 柔らかな陽光の差し込む中、石川県内市町村から集まった「緑と花のまちづくり推進員」に一般参加の人々を加えた120名の聴衆は、熱心に話に聞き入り質問をし、2時間半の有意義な時間を過ごした後、花の苗のプレゼントを手に帰路についた。 (石川県支部 事務局) |
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沖縄総支部
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4月、沖縄の寒緋桜はすっかり葉桜に変わり、紅く色づいたサクランボの紅と緑葉が鮮やかで美しいコンストラストをなしています。真赤な県花デイゴの花もちらほらと咲き出して、沖縄はうりずん(若夏)の季節となりました。 4月10日から12日の日程で、中南米とカリブ海諸国の経済発展と貧困層の削減等を目指した米州開発銀行(IDB)第46回年次総会が沖縄県宜野湾市のコンベンションセンターを主会場として開催されました。開会式には、皇太子殿下のご臨席を賜りご挨拶を賜りました。 閉会に当たり、イグレシアス総裁や上田財務副大臣は、IDB沖縄年次総会は期待を上回る成果があったとの評価を残されました。 沖縄県では、沖縄サミット以来の世界最大級の国際会議の成功で、国際会議開催のノウハウを蓄積することができた、沖縄を世界に発信することもできたと評価し、県のコンベンションアイランド構想(国際会議やスポーツイベントなどを誘致し県内消費の増大につなげる構想)の実現に自信を得たと稲嶺県知事(実行委員長)談話もありました。 また、中南米諸国と沖縄は、多数の移民を送り出していた昔から人の交流があり、参加した県系人は第2の母国での開催を喜んでいたようです。 当総支部及び県造協もIDB会議の参加者に亜熱帯色あふれる観光立県沖縄を満喫してもらえるよう、会議場の位置する中部地区支部が所管先の土木事務所に草花植付用のプランターを寄贈しました。 そのプランターには、自治会などを通じてパンジーやマリーゴールド、サルビア等の花々が植えられ、中部地域一体の幹線道路沿いに飾られました。 最も関心の深かったIDB関連の造園工事は少なく、5年前のサミット景気とも言われた活況には遠く及びませんでしたが、道路緑化を通じて沖縄のイメージアップに、いささかなりとも貢献できたことを良しとし、次回以降の国際会議に期待を繋げたいと考えています。 (沖縄総支部 事務局)
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埼玉県支部
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関東甲信総支部では学校緑化とりわけ校庭の芝生化について、重点事業の一つに位置づけ、各支部で積極的に取り組んでおります。共通の課題として、学校を始め、自治体の教育機関、関係者等に理解を得るには材料が乏しいため、その推進にネックとなっているのが現状です。 このため東京都支部のご尽力により、校庭芝生化のマニュアルが目下作成されており、これを契機に事業が加速されるものと期待しております。 ところで、今回は、学校名がこの事業にふさわしい川口市立芝小学校の校庭芝生化についてご紹介します。 工事は、一昨年の夏休み開始後の7月末から地盤整備が行われましたが、8月は雨が多く、行程調整が大変難しかったとのことでした。また9月は反対に雨が少ないため、芝芽の出が悪く、このため、根気よく養生を行い、その甲斐があり、10月には順調に芽が出揃い、芝刈りも10月がピークで週3回行うなどし、昨年2月に無事校庭の芝生開きを迎えることができました。 この後は、教頭先生が中心とした芝刈りを始め、除草はPTAが受け持ち、また日曜は地元に解放しているため、ソフトボール団体が芝刈りをするなど、学校と地域が一体となり、管理を行っています。 なお、学校の話によりますと、この校庭の芝生化により、児童が校庭を裸足で駆け回り、寝ころび、逆立ちをする等活動が活発になり、遊び方に大きな変化が見られるようになったとのことです。 また、児童のケガによる保健室に来る人数も例年の約5分の1に激減し、加えて、服の汚れがなくなるなど、芝生化の効果が顕著に表れているようです。 しかし、反面、綱引き、竹馬など制約されるスポーツや遊びもあるとのことですが、当初の学校側の安心、安全、生きた教材として環境教育を学べるという初期の目的は、達成されているとのことです。 今後、当支部では、この芝小学校をモデルケースとして、また、先程述べましたマニュアルを基に、調査、研究し、それぞれの学校に合った学校緑化を提案して参りたいと考えております。 (埼玉県支部 事務局) |
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【4月】 05(火)・ 財政・運営検討特別委員会作業部会 ・ 「広報日造協」編集会議 07(木)・ 緑関係団体連絡会 14(木)・ 植栽基盤診断士作業部会 18(月)・ 全国都市計画主管課長会議 ・ 造園CPD企画会議 19(火)・ 財政・運営検討特別委員会作業部会 20(水)・ 緑化フェア検討委員会 21(木)・ 全国都市公園・緑化・緑地保全・屋外広告主管課長会議 22(金)・ 造園・環境緑化振興会打合 23(土)・ 「みどりの愛護」のつどい 25(月)・ 国際交流・まちづくり月間実行委員会総会 25(月)・ 財政・運営検討特別委員会専門部会 造園CPD推進委員会 26(火)・ 職業能力評価制度整備委員会 健康運動施設開発機構総会・懇談会 27(水)・ 大阪府支部通常総会 ・ 緑のデザイン賞表彰式 【5月】 10(火)・ 「広報日造協」編集会議 12(木)・ 鹿児島造園建設業協会30周年記念大会 13(金)・ 財政・運営検討特別委員会作業部会 16(月)・ 事業委員会 17(火)・ フラワーツーリズム理事会 18(水)・ 造園連総会 19(木)・ 四国総支部総会講演会(講師派遣) 23(月)・ 財政・運営検討特別委員会専門部会 24(火)・ 都市緑化技術開発機構理事会 ・ 会計監査 25(水)・ 都市緑化基金理事会 ・ 建設広報協議会総会 ・ 建設業専門団体連合会担当者会議 25(水) 〜27(金)・エコ・グリーンテック2005 27(金)・ 公園緑地協会総会 27(金)・ 新潟県支部総会 |