INDEX |
広報 日造協 2005年10月10日 第379号 |
東京・銀座 数寄屋橋公園で 該当キャンペーンなど実施 代表者会議を開催 |
|
国土交通省 平成18年度概算要求
川沿いに徹底的に植樹を実施 河川局関係
|
|
「災害につよい街づくり」 造園・環境緑化産業振興会 10月20日 新潟県長岡市で開催
人事異動
エラズリー・フラワーショーとガーデニングビジネス調査視察研修参加者募集
【緑滴】
|
|
【総・支部だより】 造園CPD制度の推進祈念しての講習会開く 北海道総支部
「お〜い、ニッポン」とことんプロジェクト賢治に捧げるイーハトーブ大花壇の造成 岩手県支部
|
|
都市に緑と公園を
|
都市緑化月間の10月、その中央行事として7日、11時40分から16時まで、東京・中央区銀座の数寄屋橋公園で「都市に緑と公園を」合言葉に都市緑化キャンペーンが開かれた。 |
||
造園・環境緑化産業振興会 代表者会議を開催 |
はじめに主催者を代表して、当協会成家会長が、環境緑化産業の担い手として、5団体が一致団結して、緑豊かな環境文化の創造に貢献していくとのあいさつを行った。 続いて、小川国土交通省都市・地域整備局公園緑地課長から、来賓を代表してあいさつをいただき、その後、出席者の紹介を行い議事に入った。 議題としては、平成16年度事業報告および決算、平成17年度事業計画および予算を審議し、両案とも異論なく承認された。 議案審議終了後、小川課長から、「緑にかかわる国土交通省の施策」、西川緑地環境推進室長から「地球温暖化対策における都市緑化等の位置づけ」、「タイ王国国際園芸博覧会への日本国出展」について他、記者発表の説明をいただいた。 続いて、意見交換に入り、「公共事業の品質確保の促進に関する法律の運用について」、「CPD制度の運用について」の要望などを行った。 最後に、栗田6日本公園施設業協会会長が閉会のあいさつを行い、会議は終了した。 この振興会は、平成9年4月に「造園・環境緑化」の理念と技術を具体的に産業として展開させ、その再生と隆盛を勝ち取るために結集された団体であり、『造園・環境緑化産業の再生と隆盛が地球を救う』を統一スローガンに掲げ、その実現を図ることを目的としている。 構成員は、各社団法人の日本造園建設業協会、日本造園組合連合会、日本植木協会、ランドスケープコンサルタンツ協会、日本公園施設業協会の5団体である。 基本的な事項を審議するため、代表者会議を行い、各団体の会長、副会長、専務理事等によって組織されている。 これまでに、「21世紀を展望した造園」の提言、「新・緑の政策大綱への提言」のまとめや講習会、シンポジウムを開催している。 今年度は10月20日、新潟県長岡市で、「災害につよい街づくり」〜みどりの仲間は行動する〜として、シンポジウムを計画している。 (3面に詳細) |
|||
10月は都市緑化月間
|
「都市に緑と公園を」全国大会が10月28日(金)午後1時から、東京・日比谷公会堂で開催される。大会では、都市緑化および都市公園保全美化運動功労者、都市公園コンクール、緑の都市賞の授賞式のほか、当協会理事の涌井史郎桐蔭横浜大学教授の「愛・地球博が残した明日へのメッセージ―新しい時代の公園緑地」と題する基調講演や緑の都市賞受賞者、国土交通省から最近の公園緑地行政についての報告が行われる。 |
|||
【樹林】 |
花と緑の祭典全国都市緑化フェア。22回目となる今年は環境共生都市を目指す福岡市で「はじまる、花と緑の幸せ物語」を開催テーマに、9月9日から11月20日までの73日間にわたって開催しております。 |
国土交通省 |
平成18年度概算要求が8月末、各部局から提出された(都市公園関係前号既報)。本号では、国土交通省の道路局、港湾局、河川局関係の造園関連事業を紹介する。 |
||
|
道路関係予算は総額で、事業費ベース6兆5105億円の対前年度比1・06倍。要求のポイントは、@災害に強い国土づくり(防災・減災)A安全で安心できる暮らしの確保(くらし)B地球環境の保全と美しい景観の創造(環境)Cネットワークの構築による都市と地域の再生(活力)D進め方の改革――の5つ。 このうち、環境保全と景観創造では、CO2削減アクションプログラムの主要4対策のひとつとして、道路空間の活用・工夫に取り組み、道路緑化や保水性舗装、新エネルギーを導入。道路緑化の質的・量的拡大では、今後、道路空間を最大限活用した道路緑化の質的・量的拡充を実施。街路樹等による緑化面積は約1万8千haと、東京23区の3分の1弱に相当し、有効なCO2吸収源として機能させるほか、公共事業の実施にあわせ事業区域内において積極的に森づくりを進める「森つくろうマップ」や面的な緑化を推進(約230カ所)。沿道環境改善事業は約340ヶ所で実施、2472億円を計上した。 そのほか、地域住民やNPO等との協働による美しく味わいのある道づくり「この道ニッポン・プロジェクト(仮称)」を推進。都市部や郊外部など、それぞれの特徴に応じ、地域固有の景観、自然、歴史、文化、レクリエーション資源を有効に活用することによって、美しく味わいのある道づくりを目指し、ボランティアによる植栽等の道路景観の保全、オープンカフェ等の道路の多目的利用等に対し、支援を行っていくこととしている。 災害に強い国土づくりでは、地震、豪雨、津波対策をはじめ、重点密集市街地(全国8千ha)内の防災環境軸の重点整備を実施。「道の駅」の防災拠点化を進めるほか、新規に沿道と一体となった道路空間(沿道空間)の構築を推進。 安全で安心できる暮らしの確保では、交通事故対策から「あんしん歩行エリアの整備」を全国約520ヶ所で実施(912億円)。快適な生活環境の構築として、バリアフリーや無電柱化、緑化等による景観の向上を図るため、身近な改善を実感できるみちづくり(49地区)を実施(くらしのみちゾーンのイメージ)。歩行空間のバリアフリー化に6427億円を計上した。 また、人に優しく賑わいのある街なか空間づくりでは、駅前のたまり空間等(約800ヶ所)を整備。 無電柱化による安全・快適・美しい都市空間の形成では、都市景観や防災性の向上、安全で快適な通路空間の確保、歴史的町並みの保全等を図るため、無電柱化推進計画(平成16〜20)に基づき、事業費2195億円を計上して推進する。 環境にやさしい自転車の利用では、エコサイクルシティの取り組みを全国に普及するほか、地域観光振興とあわせて、サイクリングロード網やサイクルツアーを推進する。 そのほか、ネットワーク化等による活力では、「この道ニッポン・プロジェクト」や無電柱化、サイクルツアーなどの連携により、地域再生、観光立国推進による地域や経済の活性化を図り、市民やNPOと連携し、協働を図っていく。 |
||
川沿いに徹底的に 植樹を実施 河川局関係
|
河川関係予算は総額で、事業費ベース1兆7743億円の対前年度比1・08倍。「人命や生活に深刻なダメージを与える被害の緊急解消」など5つの基本方針のもと、事業を推進する。 |
||
グリーン化を推進 港湾局関係
|
港湾関係予算は総額で、事業費ベース6638億円の対前年度比0・969倍。要求の5つのポイントのうち、港湾のグリーン化(環境)、地域の再生(暮らし)において、環境や景観の保全・創出を進める。 特に、港湾のグリーン化では、「海辺の環境の保全・創造」として、事業費ベース13億円(対前年比1・13倍)を計上。「新・生物多様性国家戦略」(平成14年3月)、「自然再生推進法」(平成15年1月)などを踏まえ、港湾空間においても水環境を改善するとともに、劣化・喪失した自然環境の再生・創出を推進し、失われた湿地や干潟のうち、回復可能な湿地や干潟の中で再生したものの割合を約2割(平成16年度)から約3割(平成19年度)に引き上げる。 地域の再生では、観光振興等を通じた地域活性化に資する海岸の保全・創造として事業費ベース27億円(対前年比0・93倍)を計上。みなと観光交流促進プロジェクトを推進、「都市と観光地の施策との連携」の観点から、地域と一体となってソフトとハードの整備を進め、イベントの開催や周辺観光地との連携、クルーズの誘致などを行う。 そのほか、施策・事業の総合化では、東京湾臨海部基幹的広域防災拠点の整備を都市・地方整備局、内閣府とともに実施。東京湾臨海部において、東京港有明の丘地区(国営公園事業)と連携し、川崎港東扇島地区に基幹的広域防災拠点を整備する。 |
|
シンポジウム |
当協会など造園関連5団体で構成する「造園・環境緑化産業振興会」は10月20日、13時から17時30分まで、新潟県長岡市の長岡商工会議所2階大ホールで、シンポジウム「災害につよい街づくり」〜みどりの仲間は行動する〜を実施。協会員からの多数の参加が期待されている。 シンポジウムは、全国都市公園整備促進協議会の共催、国土交通省北陸地方整備局、新潟県、長岡市の後援、関連団体・マスコミの協賛で開催され、参加費は無料、造園CPD制度の認定プログラムになっている。 昨年は新潟県中越地震により多くの方々が被災され、今年は未曾有の大災害となった阪神・淡路大震災から10年であり、災害の傷跡が残る長岡市を会場に、防災と災害復旧とに大きな役割を果たしている緑や緑地の創出等にかかわる私たちが防災のために何をなしうるか、何をなすべきか考える。 当日は、主題講演「災害につよい街づくり」中瀬勲兵庫県人と自然の博物館館長・6日本造園学会会長、報告「中越地震の経過と復旧への課題」平井邦彦長岡造形大学教授・中越震災みどり復興アクションプログラム委員会顧問――を実施。 パネルディスカッションは、大塚守康6ランドスケープコンサルタンツ協会会長を司会に、パネリスト6氏(中瀬勲氏、平井邦彦氏、山村尚志氏、鈴木重壱氏、樋口栄治氏、秋山寛氏)が参加を予定している。 問い合わせは、同振興会事務局(当協会内)☎03・3263・3039 |
|
10月1日 6社1機構でスタート
|
道路関係4公団は10月1日、株式会社として新たなスタートを切った。道路公団の民営化は、国の構造改革を背景に、より合理的・効率的な事業運営を行うためのもの。各社は、公団から引き継いだ路線の建設・管理を進め、同じく10月1日に設立された独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構が、道路資産の保有、債務償還を実施していく。 新会社の概要は以下の通り(会長、社長、住所、電話番号)。 ▼東日本高速道路梶#ェ木重二郎会長、井上啓一社長、東京都千代田区霞ヶ関3の3の2 ☎03・3506・0111 ▼中日本高速道路梶°゚藤剛会長、高橋文雄社長、愛知県名古屋市中区錦2の18の19 ☎052・222・1620 ▼西日本高速道路梶$ホ田孝会長、奥田楯彦社長、大阪府大阪市北区堂島1の6の20 ☎03・3502・7311 ▼首都高速道路梶£キ谷川康司会長、橋本鋼太郎社長、東京都千代田区霞ヶ関1の4の1☎03・3502・7311 ▼阪神高速道路梶%c中宰会長、木下博夫社長、大阪府大阪市久太郎町4の1の3 ☎06・6252・8121 ▼本州四国連絡橋高速道路梶*x切民喜社長、兵庫県神戸市中央区小野柄通4の1の22 ☎078・291・1000 |
||
造園基幹技能者
|
今年度の造園基幹技能者認定研修会は別表の日程で行われる。 詳しくは申し込み要領または当協会ホームページをご覧いただきたい。 なお、今年度の運営委員会にて資格名称の変更が決定され「造園工事基幹技能者」から「造園基幹技能者」と“工事”を抜くことになった。工事に限らず、幅広い造園の領域を反映するためである。また、研修日程を3日間から2日間に短縮した。講義のトータル時間数15時間には変更ない。 |
||
基幹技能者 ロゴマーク決定
|
基幹技能者資格制度を運営する団体が連携して、基幹技能者資格の周知を図り、建設現場への有資格者の一層の活用と資格取得者の拡大を図るため、一般公募により統一のロゴマークを決定した。 このロゴマークを使用したポスターやパンフレットを作成し、公共団体やゼネコンなどの発注機関に配布している。 |
||
人事異動 国土交通省関係 (10月1日付) |
▼都市・地域整備局都市計画課景観室長=東潔(都市・地域整備局総務課都市高速道路公団監理室長) ▼都市・地域整備局都市計画課景観室課長補佐=舟久保敏(四国地方整備局建政部都市・住宅整備課長) ▼四国地方整備局建政部都市・住宅整備課長=鈴木武彦(四国地方整備局国営讃岐まんのう公園事務所調査設計課長) ▼中国地方整備局中国幹線道路調査事務所長=村尾好昭(中国地方整備局国営備北丘陵公園事務所長) ▼中国地方整備局国営備北丘陵公園事務所長=若槻幹穂(中国地方整備局企画部防災課長) |
||
エラズリー・フラワーショーと ガーデニングビジネス調査 視察研修参加者募集
|
当協会は、ガーデニングやグリーンビジネスに関する技術や知識を広げ、深めるため、「エラズリー・フラワーショーとガーデニングビジネス調査」視察研修を企画。視察期間は、11月12日から18日までの7日間。ニュージランドのクライストチャーチ・オークランドを訪れる。貴重なこの機会に、お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。 今回の視察研修は、大阪花の博覧会を契機にガーデニングが日常生活に定着し、大きなマーケットを形成していることから、ガーデニングショーをビジネスとして成功させている南半球最大級のエラズリー・フラワーショーをコンテスト審査員経験者の詳細な解説付きで視察。 日本でも広がりをみせているオープンガーデンの視察も組み入れ、ガーデニングやグリーンビジネスに関する質疑の時間も設定。 そのほか、40年の歴史と4・5haもの面積を持つエアーリーズガーデンや一般の植物園とは異なり、各国の特徴あるガーデンや生産のためのガーデンまで5つのテーマごとに「庭園が語りかける物語」として整備されたハミルトンガーデン(58ha)などを訪ね、ガーデニングを国の文化とし、学ぶべきものが多い同国のガーデン文化に触れる。 視察費用は34万5千円(2名1室)。問い合わせは、当協会事務局まで。 |
||
【緑滴】
|
賃貸住宅生活が長く、永住する住まいが欲しくなっていました。そんな時、妻の母から、相続の土地を譲り受け、そこに住宅を建てないかとの話があり、将来を考え、建てることにした。 農地を宅地に変える手続きは、申請書類が多くて大変でしたが、弟夫婦の協力もあり、自力で手続きを完了した。 それまで暖めていた夢の住宅プランを具現化すべく、住宅展示場を見て回る日々が続いた。私は、その中から高気密、高断熱の木造パネル工法住宅を選んだ。何故ならこれまでコンクリート住宅の生活が長く、冬場の結露では随分悩まされた。また、在来の木造住宅での冬場の隙間風や断熱の不良からくる夏冬の暑さ寒さの不快は避けたかった。 プラン作りでは、4LDKとし、3寝室と仏間兼応接の和室を設けた。LDKでは、畳コーナーを設け、団欒は畳でできるようにした。住宅の意匠では階段室の明かり取り窓は、古道具屋で見つけたステンドガラスを取り付け、食卓の照明も骨董ステンドグラスのランプシェードとした。また、台所流しの上の吊り戸棚は置かず、3連のペンダント照明とした。カーテンは親戚のインテリア屋に誂えて貰った。 庭づくりをはじめる前に、住宅用地に傾斜があり、基礎が一部むき出しになっていたので盛土が必要であった。土の購入には親類の協力で手に入れたが、その整地には人力では限界があり、重機を持つ弟の協力を得た。 玄関ホール奥に坪庭を設け、化粧植木鉢を置き、花木、草花を植えることにした。坪庭の床は安価な大理石を探し求めて、空練りモルタル張とした。目隠し壁はアウトレットのレンガ積とし、自分で夏休みを利用して、積み上げを行い、サイズを調整した御影石板の花台も組み込んだ。 門から玄関に至るアプローチは自称造園屋の私のデザインで原則自主施工をすることにした。レンガ積と再利用の石柱の門柱をデザインした門回りは親戚の応援を得て施工した。舗装はアウトレットで入手した米国産板石の乱張りとした。表札はオニキス石板に名前を彫刻した。庭の植栽はこれから自分の好きな木々で構成し、時間を掛けてゆっくり作ろうと思っている。こうしてローコストの家、庭づくりを実践した。 昔、庭づくりは「周囲にある素材を如何に有効に組み合わせ、用を満たし、快適な空間を作るかの技術だ」と聞いたことがある。その物の本質を生かし、調和、バランスを考え、安価で心安らぐ空間づくりこそ、造園の醍醐味ではないだろうか。 私は住まいづくりで、地縁、血縁、知人等多くの人々の協力を得て、夢の実現ができたことを感謝したい。また、これまでの造園技術を応用したこれらの経験をこれからの実務に生かしていきたいと考えている。 |
【総・支部だより】 祈念しての講習会開く 北海道総支部
|
当協会北海道総支部は9月14日(水)、「ホテル ポールスター札幌」において、《平成17年度「造園CPD・指定管理者制度」講習会》を開催、約70名が参加した。 |
||||
賢治に捧げるイーハトーブ 大花壇の造成 岩手県支部
|
さる、7月3日、「お〜い、ニッポン岩手県」の放送が行われました。 |
||||
来場者7万人で盛況 |
春の恒例行事である新潟県都市緑花フェアについてご紹介いたします。 |
||||
|
【9月】 5(月)・ 第8回財政・運営検討特別委員会専門部会 7(水)・ 「広報日造協」編集会議 ・ 新潟県支部指定管理者制度講習会(講師派遣) 9(木)・ 第22回全国都市緑化ふくおかフェア「アイランド花どんたく」開会式 14(水)・ 第9回財政・運営検討特別委員会専門部会 ・ 造園・環境緑化産業振興会代表者会議 16(金)・ 平成17年度全国都市緑化祭 ・ 国営昭和記念公園みどりの文化ゾーン開園説明会 22(木)・ 総務委員会 22(木)・ 第10回財政・運営検討特別委員会専門部会 26(月)・ 第3回街路樹剪定テキスト編集委員会 ・ 「都市に緑と公園を」全国大会打ち合わせ 27(火)・ 第11回財政・運営検討特別委員会専門部会
|