INDEX

広報 日造協 2006年11月10日 第392号

1面

花と緑で美しい日本を !
 造園フェスティバル盛大に開催

2006技能五輪全国大会
 協会員7者が入賞

建設雇用改善図る
 11月推進月間に多彩な取り組み

秋の褒章・叙勲
 日造協から9氏受章 

植栽基盤診断士認定試験(実技)
 受験申込み受付中

【樹林】
 「木登り」を環境学習や業務に活用    ツリークライミングジャパン ファシリテーター  森田 弘行

2面

「ひろげよう 育てよう みどりの都市」全国大会
 日比谷公会堂で開催

第33回造園デザインコンクール
 平成18年度応募要項を決定

都市公園コンクール/都市緑化及び都市公園保全美化運動功労者
 当協会から4社8氏受賞

記 念 樹 記念日と誕生日365日+1日の樹
 三上常夫・若林芳樹 共著  経済調査会発行

【緑滴】
 小田原の「緑」と神田の「緑」                日産緑化梶@荒井 一行

【事務局の動き】

3面

【技術レポート No.021】
 
「街路樹剪定士制度」海を渡る
      (社)日本造園建設業協会 技術・調査部長  野村 徹郎

【麹町箱】
 庭園や公園は地域経済に役立たないのだろうか     長野県支部

4面

【総・支部だより】

 

 街路樹管理マニュアル作成 街路樹剪定士が活躍    埼玉県支部

 「植栽基盤診断士」が活躍 診断の実績づくり進める   東京都支部

 街路樹の現況把握と 管理目標の設定めざす       鳥取県支部

 「フェニックス」危機とその挑戦講演会開催         宮崎県支部

 

 屋上・壁面緑化コンクール 日造協会員 3賞受賞

 

1面

 

花と緑で美しい日本を !
造園フェスティバル
盛大に開催

造園フェスティバル一環で行われた大井ふ頭中央公園でのイベントのもよう

 花と緑で美しい日本を! キャッチフレーズに、日造協の主催で「全国造園フェスティバル」が実施された。フェスティバルは、総支部、支部、会員企業がそれぞれ身近な地域の公園などを会場に、文化の日を中心に開催。北海道から沖縄まで全国83公園で、会員約千社が参加し、さまざまな催しが行われた。                                                                                (次号詳報)
 このうち、東京・品川区の都立大井ふ頭中央海浜公園では、花苗や種、完熟堆肥のプレゼントをはじめ、来場者がプランターに思い思いの花苗を植え付け、公園の修景に役立てる「公園をはなでいっぱいにしよう」や、普段何気なく歩いている公園で季節を感じながら楽しもうと、ドングリなどの木の実を使ったおもちゃ作り「公園でまなぼう」などを実施した。
 花苗等の配布では、日造協のビジョンを記したリーフレットや協会パンフレットもあわせて配布し、佐藤四郎会長自ら、来場者にPRを行った。
 当日は、NHKなどのマスコミも取材に訪れ、ニュースなどでも、その模様や造園フェスティバルを全国で開催している旨が紹介された。
 家族連れなどの来場者も、プランターへの花苗の植え付けなどを楽しみ、作品と一緒に記念撮影。「どう成長するか楽しみ、公園にもっと足を運びたい」と、公園を身近なものとする格好の機会にもなった。

2006技能五輪全国大会
協会員7者が入賞

  2006技能五輪全国大会が、香川県高松市「サンメッセ香川」を主会場として10月20日から23日までの4日間開催され、当協会員から金賞に、近藤秀行(森川ガーデン梶E香川県)、銀賞に、吹上笑美(椛ス々良造園・山口県)、中島まゆ・吉岡京太(葛、同園芸・岩手県)、銅賞に、寒川弘正・藤井優司(緑造園興業梶E香川県)池田祐章(大川内造園梶E佐賀県)が入賞した。

建設雇用改善図る
11月推進月間に
多彩な取り組み
 

 建設労働者の雇用改善の一層の推進を目的に、集中的な周知・啓発活動を行う「建設雇用改善推進月間」が11月1日から11月30日にわたって実施されている。
 最近の建設業における雇用管理の実態は、不明確な雇用関係、不安定な雇用形態の存在、長時間労働、労働福祉の立ち遅れ、死亡災害等の重大災害の多発など、未だ解決すべき課題が多い状況にある。
 建設業界を取り巻く経営環境は厳しい状況にあるが、建設業の発展の道筋をつけていくことは、我が国経済の発展に極めて重要となっている。
 また、建設業が魅力ある産業として更に発展するには、建設労働者の雇用改善が欠かせない課題となっている。
 今年度のスローガンは、「よりよい現場で働きたい!」を掲げて11月2日には、厚生労働省、国土交通省、(独)雇用・能力開発機構の主催で「建設雇用改善推進の集い」が東京・港区の明治記念館で開催され、建設労働者の雇用改善の取り組みが顕著であった優良事業所等に対し、表彰状の贈呈をはじめ、建設雇用改善にかかわる記念講演が行われた。

秋の褒章・叙勲
日造協から
9氏受章

 平成18年度秋の褒章・叙勲受章者が決定し、当協会から9氏が栄に輝いた。
【黄綬褒章】
▼岩永敏行(62) 滑竕i造園社長・長崎県佐世保市▼内山三郎(71) 且R都屋社長・岡山県岡山市▼梶岡幹生(60) 潟JジオカL・A代表・広島県呉市▼四宮禹雄(66) 且l宮造園会長・北海道札幌市▼富永和博(64) 潟Aートグリーン緑樹苑代表 ・長崎県大村市
【旭日双光章】
▼佐久間繁(72) 株ヨ梯園代表・福島県郡山市▼西野清志(72) 叶シ野造園社長・福井県坂井市
【瑞宝単光章】
▼栗木修一(70) 褐I木精華園代表・大分県大分市▼當内勲(67) 樺樹園代表・大阪府大阪市

植栽基盤診断士
認定試験(実技)
受験申込み受付中

申込期間: 11月1〜17日
試  験  日: 12月4〜5日または7〜8日のいずれか2日間
場    所: 国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン(東京都立川市)
申込案内・申込書:日造協ホームページから入手できます。

【樹林】
「木登り」を環境学習や業務に活用
ツリークライミングジャパン ファシリテーター 
                           森田 弘行

  「ツリークライミング」は直訳すると「木登り」ですが、今回ご紹介する「ツリークライミング®」は、ロープを使って木に登るレクリエーションで、アメリカに本部を置き、世界中に支部を展開しているツリークライマーズインターナショナルが認めた唯一の日本の組織「ツリークライミングR ジャパン(TCJ)」(代表ジョンギャスライト)が実施する取り組みです。
 この木登りは、専用のロープやサドル(ハーネス)を使い、安全に簡単に木に登り、木や森・自然との一体感を味わう体験活動です。実際に登ってみるとその安全性・簡単さに皆さん驚かれます。普段は見上げている樹木も登ってみるとその木の高さと樹上からの景色は感動的で、子どもたちにも大人気です。また、フィジカルチャレンジャー(TCJでは体に障害を持つ人をフィジカルチャレンジャーと呼んでいます)の方々も同じように木登りを楽しみ、味わったことのない満足感を味わい、生きる勇気と自信がわいてきます。2001年にTCJでは車椅子生活のフィジカルチャレンジャーが、世界で初めて樹高80mのジャイアントセコイアに登り、世界の多くの人々に感動を与えました。
 体験会では、遠慮して登らない大人の方々も、一度登ってみると皆さん感激されています。樹木とともに生活してきた記憶がきっと、人間のどこかに残っているのかもしれません。ぜひ一度体験してみてください。
 TCJは、ツリークライミングを通じて、樹木や自然と触れ合うきっかけとしてもらい、樹木や自然を大切にする気持ちを育ててほしいと考えています。
 木の登るときは、下草刈や枯れ枝の剪定を行い、ツリークライマーの安全を守るとともに、木を健やかに成長させることもあわせて考え、樹木への感謝の気持ちを何より大切に考えています。
 こうした活動は、現在さまざまな広がりを見せ、愛地球博でも自然体験プログラムとしてグローイングビレッジにて会期全般にわたって実施したほか、全国各地でツリークライミングの体験イベントを開催してきました。本年10月に行われた「日比谷公園ガーデニングショー」でも、日造協街路樹剪定士認定委員会をはじめとする協賛を得て、一造会(全国一級造園施工管理技士の会)主催で、造園技術者と市民との交流のひとつとして、ツリークライミングイベントを開催し多くの人々に体験していただくことが出来ました。
 また、体験学習や環境教育などにも広く取り入れられるようになったツリークライミングは、単に木登りを楽しむレクリエーションとしての利用だけでなく、枝から枝へ渡ったり、地面に降りずに隣の木に安全移動したりなど、樹上で安全に活動でき、樹上での動作が容易になることから、剪定などの造園作業にも応用されています。特に高所作業車が進入できない場所等での価値は高いものがあります。造園にとって樹上での作業は欠かせないものですが、在来の方法では、重篤事故の危険が多い状況となっています。こうした業務の安全衛生面からの活用も広げていきたいと思っています。
 ツリークライミング
®ジャパン(TCJ)は、アーボリストの世界組織インターナショナルソサイエティオブアボリカルチャー(ISA)の傘下となりました。TCJの一員としてまた造園技術者の一人として、今後職業としている造園技術者への高所作業での安全技術の普及にも寄与していきたいと考えています。

2面

「ひろげよう 育てよう みどりの都市」
全国大会
日比谷公会堂で開催

「ひろげよう 育てよう みどりの都市」全国大会のもよう

  都市公園法施行50周年、古都保存法施行40周年、国営公園制度制定30年記念「ひろげよう 育てよう みどりの都市」全国大会は国土交通省、(社)日本公園緑地協会の主催、当協会ら緑化関係団体の協賛で10月27日、日比谷公会堂で開かれた。
 大会は、式典の部と講演
・シンポジウムの部の2部構成で実施。式典の部では冒頭、田邊昇學(社)日本公園緑地協会会長が開会の辞、冬柴鐵三国土交通大臣(渡辺具能国土交通副大臣代読)の主催者あいさつに次いで、来賓から扇千景参議院議長、塩谷立、大江康弘衆参両院の国土交通委員長がそれぞれあいさつ。
 その後、「都市緑化及び都市公園保全美化運動功労者」「第26回緑の都市賞入選者」「第22回都市公園コンクール入選作品」の表彰と、国営公園フォトコンテスト入選作品、歴史公園100選を発表。歴史公園100選については、全国に多様な歴史公園があり、今回の選考で網羅し切れなかったため、今回を第一次選考とし、今後第二次募集を行っていくことが示された。
 講演・シンポジウムの部は、都市公園法施行50周年等記念事業実行委員会を代表して、望月薫雄(財)小都市緑化基金理事長のあいさつの後、「都市公園法」下の公園緑地―そのこれまでとこれから―をテーマに東京農業大学の進士五十八教授が基調講演。さまざまな努力によって、用地確保や整備が進められてきた公園緑地のこれまでと、これからの公園に求められる役割やこれを果たすための考え方などについて語った。
 その後、「第26回緑の都市賞」の内閣総理大臣賞を受賞した大分市から磯崎賢治副市長が、「日本一きれいなまちを目指して〜よりよい緑を次の世代に」と題して報告を行った。
 パネルディスカッションは、進士教授をコーディネーターに、磯崎副市長をはじめ、NPO生態教育センターの小河原孝生理事長、東京農業大学の浅野房世バイオセラピー学科教授、異文化コミュニケーターのマリ・クリスティーヌ氏をパネリストに開催。
 最後に、国土交通省都市
・地域整備局公園緑地課の小川陽一課長が「公園緑地行政をめぐる最近の動き」について報告を行い、多様な地域における多様な主体が参画・協力・連携して、安全で活力と潤い、品格のある日本を実現していきたいと語った。
 また、当日は会場のロビーでパネル展示も実施。緑の都市賞や都市公園コンクールの入選作品をはじめ、「緑のデザイン賞」「屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」「国営公園フォトコンテスト」「歴史公園100選」などが紹介された。

第33回造園デザインコンクール
平成18年度
応募要項を決定

 当協会主催、(社)ランドスケープコンサルタンツ協会並びに全国高等学校造園教育研究協議会共催で毎年実施している「全国造園デザインコンクール」の平成18年度第33回応募要項が決定。
  同コンクールは、美しい国土と快適な生活環境の実現に欠かすことのできない造園空間のデザインと設計技術の向上を図るために実施。応募資格は、@「一般の部」造園の設計・施工管理などに従事している者A「大学生の部」大学、大学院、短期大学、専門学校等において造園に関わる科目を履修している者や造園に興味を持っている者B「高校生の部」高等学校において造園に関わる科目を履修している者や造園に興味を持っている者。
 応募課題は、A「住宅庭園部門」、個人住宅庭園、B「街区公園部門」街区公園、C「公共的空間部門」不特定多数が集まる空間の緑化(今年度は商業施設ビルの屋上緑化)、D「実習作品部門」作庭、駅前・街角などの広場、緑道、校庭緑化、花壇など。
 応募期間は12月12日から平成19年1月19日まで。審査委員会による審査を1月中に行い、表彰式を2月5日に実施する。
 詳細は、日造協ホームページ(www.jalc.or.jp)から、PDFファイルにて、応募要項がダウンロード出来ます。
 皆様のご応募をお待ちしております。

都市公園コンクール
都市緑化及び都市公園保全美化運動功労者
当協会から4社8氏受賞

  第22回都市公園コンクールの表彰式が10月27日に行われた。
 当協会からは、国土交通大臣賞を西武造園梶i造園施工部門・国営常陸海浜公園(ひなの林))、日比谷アメニスグループ(管理運営部門、東京都立小山内裏公園(指定管理者による運営))が受賞。国土交通省都市・地域整備局長賞を長谷川体育施設梶i施設・材料・工法部門、福島県富岡町総合スポーツセンター多目的広場(エコグラウンド工法))が受賞。(社)日本公園緑地協会会長賞を箱根植木梶i造園施工部門、国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区エントランスエリア))が受賞した。
 また、都市緑化及び都市公園保全美化運動功労者には当協会から、松浦宏充(北海道支部・北海道総合メンテナンス梶^山谷弘美(青森県支部・環境緑花工業梶^廣瀬直久(東京都支部・箱根植木梶^吉原茂富(新潟県支部・吉茂造園梶j/吉川政昭(滋賀県支部・葛g仁園)/小立靖(島根県支部・居ャ立造園)/立山富士彦(福岡県支部・内山緑地建設梶j/生野信義(長崎県支部・兜iH園)の各氏が受賞した。

記 念 樹
記念日と誕生日365日+1日の樹
三上常夫・若林芳樹 共著 
経済調査会発行、A5判、
496頁、定価 1890円

 「誕生花」や「花言葉」はよく知られている言葉だが、”樹“にも、記念日・誕生日の樹があることをご存知だろうか?
 本書は、今まであまり知られていなかった、この「記念日・誕生日の樹」について、その由来や魅力、植栽可能地域や生育のための光や水の条件、鑑賞ポイント・時期を写真や図・表を用いてオールカラーでわかりやすく解説している。前半を「記念樹」として結婚や出産、入学・卒業、新築や開店・開業、敬老・長寿などの人生の節目節目に訪れる記念日にふさわしい樹を、後半に「誕生日の樹」として1年365日+1のそれぞれの樹を紹介している。

【緑滴】
小田原の「緑」と神田の「緑」
日産緑化
              荒井 一行

 

 

酒匂川、鮎沢川の自然と未来につなげる取り組みも

 最近、「いい所にお住まいですね! 自然が一杯で!」と言ってくれる方が結構多い。
 縁あって小田原に住むようになって7年あまり経った。数年前からは小田原市環境審議会の手伝いもする事になった。また、休みの日には地元のボランティア活動にも積極的に参加する様にしている。地域的に見ても、まだまだ自然が豊かな印象を受けるが、一般市民、次世代に向けた「環境教育」関連が特に盛んだ。
 小田原は、相模湾、酒匂川、箱根と言った様に、そのスケールも雄大である。また、観光地の基点としても有名である。その、様々な場面で「環境教育のプログラム」が結構盛んに実践されている。
 それだけ、ここでは自然の「保全」と「創造」が大切にされているのである。一説には、地元出身の「二宮尊徳」精神を脈々と受継いでいるのだと言う人もいる。
 一方、私の勤務は主に神田で、東海道線で通勤しているわけですが、商売上車窓からの景色にどうしても目がいってしまう。「ここのモクレン綺麗だな」とか「こんなところに屋上緑化が登場したか」とか、結構退屈しない。(居眠りしている事も結構あるが)
 神田周辺は、小田原とは自然の豊かさこそ比較にはならないが、都会だからこそ大切にしたい「緑」も沢山ある。
 たとえば、皇居周辺の「緑」、神田明神の「緑」、神田川沿いに広がる崖っぷちの「緑」、日比谷公園の「緑」、街かどの公園の「緑」など、これらは「創造された緑」かもしれないが、殺伐とした都会にあっても、確実に人の心を癒してくれる。そればかりでなく、生物の生育空間としても大変に重要と言われている。
 数年前から、これらの「緑」を行政の立場から「アダプト制度」で官民の連携を促進したり、多数のNPO団体、ボランティアのサポートが盛んになってきている。
 小田原の「緑」、東京神田の「緑」、そこに共通して言えるのは、今ある「緑」を大切にし、新たに「緑」を創造する人の思いであり、コミュニティ活動の円熟にあると思う。
 小田原にも神田にも、大勢の外国人観光客が訪れるが、満足して帰られるのであろうか?
 満足していただける様に努力するのも我々の責務の様に感ずる。 

【事務局の動き】

【10月】
 2(月)・ 建設業退職金共済制度加入促進等連絡会議
 3(火)・ 基幹技能者試験委員会
 4(水)・ 意見交換会・近畿総支部
 5(木)・ 意見交換会・中部総支部
          ・ 総務委員会・広報部会
 6(金)・ 「広報日造協」編集会議
          ・ 都市緑化月間街頭キャンペーン(数寄屋橋公園)
          ・ 公園緑化技術5ヶ年経過報告会
11(水)・ 意見交換会・関東・甲信総支部
           ・ 正副会長・常設3委員長合同会議
12(木)・ 危険性有害性マニュアル作成ワーキング委員会
16(月)・ 技術委員会・技術情報部会
17(火)・ 意見交換会・北陸総支部
18(水)・ 総務委員会・広報部会・編集会議
           ・ 建設雇用改善助成金実施調査
19(木)・ 意見交換会・九州総支部
           ・ 入札制度講習会(千葉県支部)
20(金)・ タイ日本庭園出展実行委員会
23(月)・ 技術委員会・樹形再生テキスト編集会議
24(火)〜28(土)・中華民国景観建設業協会街路樹剪定研修会
25(水)・ 意見交換会・四国総支部
27(金)・ 「ひろげよう 育てよう みどりの都市」全国大会
31(火)・ 技術委員会・制度資格部会
【11月】
 1(水)・ 技術委員会・施工技術部会
 2(木)・ 技術委員会・正副委員長会議
          ・ 建設雇用改善月間の集い
3(金)〜5(日)・全国造園フェスティバル2006
 6(月)・ 総務委員会・広報部会
          ・ 「広報日造協」編集会議
 9(木)・ 意見交換会・北海道総支部
          ・ 建設産業専門団体連合会全国大会
10(金)・ 入札契約制度対応分科会
15(水)・ 建設業産業専門団体連合会総務部会
           ・ 危険性有害性マニュアル作成ワーキング委員会
16(木)・ シンポジウム「新時代の公園づくり」造園・環境緑化産業 振興会
17(金)・ 技術委員会・樹形再生テキスト編集会議
23(月)・ 技術交流会(静岡県支部)

3面

【技術レポート No.021】
「街路樹剪定士制度」海を渡る
(社)日本造園建設業協会 技術・調査部長
              野村 徹郎

表 街路樹剪定士講習会

写真1 高速道路の植栽

写真2 市内の街路樹の支柱

写真3 高層建築が次々に建設される台北市街中心部

写真4 古き良き台湾の路地

写真5 台北市政府公務局公園路燈工程管理處で

写真6 「樹木剪定研修会」の横断幕

写真7 正しい日本の作業服でハサミの使い方を解説

写真8 志成公園

 

 北緯25度、沖縄の南西、アジア大陸の東南に位置する、南の島国台湾で「街路樹剪定士」の講習会が開催された。
 きっかけは、昨05年8月3日に台湾の造園建設業者団体である「台湾景観工程公会全国連合会」の謝理事長以下20名ほどが日造協を訪れ、2時間ほどかけて日本の造園工事やさまざまな制度に関する情報提供をしたことに始まる。
 一行は翌日から日造協石川県支部のご協力で兼六園、造園工事の施工現場の視察を行った後、黒部、立山を経由して愛知万博を視察するというハードスケジュールであったようだ。
 数日後、通訳をかねて同行し、台湾で造園設計事務所を営む□さんから、謝理事長が日本の街路樹管理に非常に強い関心を示し、台湾でも「街路樹剪定士制度」を創設したいとの希望があるとの連絡をいただき、日造協の国際交流と日本の造園技術の拡大のためにも全面的に協力することとなった。
 植生や土壌の異なる台湾で日本の街路樹剪定手法がそのまま通用するかどうか気になるところだが、□さんを通じて事前に台湾の植生や街路樹として使用されている樹種の情報収集を行うとともに、気候条件等が類似していると思われる沖縄の街路樹剪定士に協力をしていただくことを検討した。
 台湾の街路樹管理はどのような方法によって行われているのか、造園工事や管理業務の契約はどのようになっているのかなど、□さんを経由して入手できる情報は限られているが、植物の基本的な取り扱いや街路樹の機能に大きな違いがあるわけでもなく、日造協で発行している「街路樹剪定ハンドブック」の基本的な部分を抜粋し、テキストとして中国語に翻訳することにした。
 街路樹剪定技術の講習会は日本で行っている街路樹剪定士講習会のプログラムを参考にして、学科と実技講習、終了試験を3日間で行うことになり、街路樹剪定士制度を推進してきた立山技術副委員長、沖縄県支部から推薦していただいた「おもと造園」代表の遠藤氏、野村が分担して講習することとなった。
 当初は5月ごろに開催したいということであったが、準備や調整に時間がかかっているのか、実施スケジュールの連絡が来ないまま時が過ぎ、8月も終わる頃になって具体的な日程の調整を行った。
 10月24日の正午過ぎ、成田発のJAA便で台湾桃園国際空港に到着、那覇から20分ほど先に到着しているはずの遠藤さんを探すが見当たらない。
 迎えに来てくれた謝理事長と□さんもそれらしい人は見かけなかったという。
 インフォメーションにアナウンスを頼むが数回の呼び出しにも現れない。
 もしや、ホテルに向かったか? と思い、日本の携帯電話番号をコールするとタクシーに乗ってもうすぐ台北市内に入るところということ、通信技術の進歩のおかげで一安心。
 早速約40キロ離れた台北市のホテルまで追いかける、途中で高速道路の植栽や市内の街路樹の様子を観察すると、沖縄の植生に良く似ていることに気づく。
 オウゴンガジュマル(Ficus microcarpa)など潅木の刈り込みはとてもきれいに行われているが、高木はあまり剪定が行われていない様子で、樹高、葉張りもまちまちで、幹が曲がっているものも多い(写真1、2)
 ホテルで遠藤さんと合流し、明日からの講習に備えて街路樹や市街の様子を視察に出かける。
 全体を見渡すには高いところが一番ということで、04年時点では世界一の高さ508m、地上101階建ての超高層ビル「TAIPEI101」から市内を俯瞰する。
 89階の展望フロアまで最高速度毎分1000mという世界最速のエレベーターであっという間に到着、加速感もなくとても静かで揺れない技術に驚いたが、展望室にあったエレベーターの説明模型で東芝製であることがわかった。
 15年ほど前にも台湾を訪れたことがあるが、その記憶とはまったく違う世界共通の高層ビル群をコアとした都市再開発を見下ろして、台北の風土や街としての個性が失われることのないように発展してほしいと思った(写真3)
 数十分ほど市街地を見下ろしたあと、台北市の公園管理セクションである、台北市政府公務局 公園路燈工程管理處へと向かう。大通りからは以前と同じ東南アジア的賑わいのある路地があり、ホッとさせられる(写真4)。
 公園路燈工程管理處の陳處長、許副處長の出迎えを受け、台北市の景観や植栽の印象を尋ねられ、ありのままの感想を述べると納得した様子。街路樹に関しては街路をどのような景観にしたいのかという明確な計画の下に、樹種の選定、目標樹形、それを実現する管理が一貫して継続的に行われることが大切であることを説明すると、台北の街路を更新する計画があり、大変参考になると喜んでいただいた(写真5)
 10月25日
 7時半にホテルに迎えに来てくれた□さんと台北市の北にある「陽明山国家公園」という箱根に雰囲気の似た自然公園内のふもとにある研修施設に向かう。
 講習会には造園業者、台北市の公園、道路などの担当者、大学や専門学校の先生など70人ほどが参加し、今日は一日かけて学科の講習を行う(写真6、講習内容)。
 パワーポイントを使って、日本の街路樹の様子や樹木の診断、街路樹管理の手法などについて話すが、受講者はみな熱心に聴いてくれる。さすがに第1回の街路樹剪定士になるべく選抜された人たちだ。 遠藤さんが安全管理について説明している間に着替えた立山さんが、地下足袋、指先を切った軍手、安全帯を身につけ正しい日本の剪定作業フル装備で登場すると、みな驚きの表情になり、デジカメやビデオでいっせいに撮影しだした(写真7)
 私は講習会場を離れ、謝理事長、許副處長、造園を教えている候先生らと一緒に明日の実技講習に適した樹木を探しに行く。事前に候補に挙がっていた陽明山の駐車場にあるガジュマルは、実際に見に行くとかなり樹形が荒れた株立ちであったため、目標樹形の説明や剪定実技には向かないと判断した。陽明山を移動しながらカイズカイブキ、ツバキ、モッコクなどの列植されている場所を紹介されるが、どうもピンと来ない。
 それでは最後にということで、陽明山を下り台北市内の志成公園に行ってみようということになった(写真8)
 公園に到着し、園内を歩き回るとタイワンフウ、タイワンモクゲンジ、ガジュマル、モクマオウ、クス、トックリキワタなど街路樹に使われている樹種がかなりある。
 中でも、タイワンフウは大きさも手ごろで目標樹形の説明にも適していると考え、公園の木を教習材料にしても良いのか? と聞くと、公園路燈工程管理處が管理しているので問題ないという。産学官が一緒に参加するように仕掛けた謝理事長の手腕に脱帽した。
 園内は芝生に覆われ、車両の通行もないため70人が一斉に参加する実技講習会の安全面から考えても最適の場所ということで、明日の会場として決定した。                   (次回はいよいよ見本剪定の講習です)

【麹町箱】
庭園や公園は地域経済に
役立たないのだろうか
             長野県支部

 昨年、県内のある市におじゃまして、公園づくりを提案したところ、公園はほしいが、固定資産税も取れないし、入場料も取れないからつくれないと回答されて一同しょんぼりとして帰ってきたことがあった。
 そんな折、NHKテレビが山梨県塩山市にある武田信玄の菩提寺恵林寺の庭園のことを放送していた。私はこの寺には行ったことが無いのだが、大変りっぱな庭園で年間50万人もの入園者があることを報じていた。私は、思わず入園料をもし300円徴収すればどの位になるのか計算をしてしまった。1億5千万円になるではないか。
 たとえば、庭園の維持管理に年間5千万円をかけたとしても一億円が残ってしまうことに気がついた。(推測であることをお許しください)
 県内に上田市という市がある。ここは有名な真田一族の居城のあったところで、天守閣など城の主要部分は失われているが、一部の櫓や内堀、石垣などが残っており上田城跡公園となっている。ここはまた、桜の名所としても知られているところでもある。上田市は近隣市町村と合併してこのたび大上田市になったが、信州の鎌倉といわれる塩田平があり、鎌倉時代の前山寺五重塔を始めとする美しい塔や、戦没画学生の遺品を並べた「無言館」という美術館もあり、長野新幹線が開通後県内で唯一つ宿泊客が増加した別所温泉もある県内有数の観光都市でもある。
 上田市当局は、大合併を機に、更にもっと観光客を増やしたいということで、この春左記のようなポスターを作成して、首都圏を始めとする人口の多い都会で大宣伝を行った。
 この結果、この春は、今までの十倍の20万人の誘客に成功して地域経済を大変潤したということである。上田市では、引き続き紅葉の上田城跡公園の宣伝をして秋にも大勢の客を誘致したいと意気込んでいる。
 この成功は、人々が感動するようなポスターを作製して大々的に宣伝したことが直接の原因ではあるが、もっと掘り下げてみれば、残された広いお堀や石垣、先人が植えてくれた桜など素晴らしい景観となっている城跡公園があったればこそである。
 庭園や公園が金を稼げないなんてことはないのではないかと私は思うのだがどうであろうか。
 問題は、人々が訪ねたくなるような、優れた質の高い庭園や公園をつくれるかにかかっているのではないだろうか?
 国も地方も財政難な中で金を出すのに及び腰で後世に残るような施設作りに気が回らない。我々造園業界も立派なものを作れということに及び腰である。
 つくるなら、どんと金をかけて何百年たっても人々が喜ぶような質の高いものをつくっておけば、地域経済活性化にも役立つのではないであろうか?
                      (長野県支部事務局長 滝沢 信男)

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【総・支部だより】
街路樹管理マニュアル作成
街路樹剪定士が活躍
            埼玉県支部

  埼玉県では、街路樹の剪定方針など管理マニュアルを作成するため、「街路樹維持管理検討会」を発足させた。このメンバーに施工者代表として、街路樹剪定士である支部会員が参画している。
 ちなみに、17年度の植栽、害虫、雑草、街路樹への苦情や問い合わせは1160件だった。
 街路樹の落ち葉が道路を汚す、雨樋に詰まって迷惑などの苦情がある一方、剪定をすると、緑あふれる景観を損ねた、その切り方はおかしいといった全く逆の意見も多々あり、場当たり的な対応では追いつかなくなっている。
 行政側も十分な説明責任を果たす意味でも「剪定についての基本的な考え方を整理しておきたい」と話している。
 検討会では、@街路樹管理の技術的な検討のほかA地域住民への対応や剪定作業の周知方法などを検討することとしている。過去に会員企業の提案で、地域住民に周知するため、樹木本来の樹形に仕立て直すための強剪定について、その後の樹形が数年で回復する過程を絵図入りの看板にし設置した経緯もあり、今回、検討会でのテキストに当協会発行の「街路樹剪定ハンドブック」を使用し、議論している。
 こうした現場での地道な活動を通して、会員企業の技術力が更に評価され、活躍の場が拡大することを願うものである。     (事務局長 伊藤 正博)

「植栽基盤診断士」が活躍     診断の実績づくり進める
            東京都支部

 東京都支部では、世田谷区からの依頼により、世田谷区立烏山北小学校の校庭芝生地における現状の不具合の原因を調査した。我々は原因が植栽基盤にあると推察し、「植栽基盤調査診断」を実施した。この調査診断に基づき、芝生の校庭の維持管理、利用運営計画の基礎資料を提供する事を主目的として実施した。
 また、今回の取組みにより、「植栽基盤診断士」の存在を公的機関にアピールすることと、今後の「植栽基盤調査診断報告書」を作成する際の「作成マニュアル(案)」を作ることも同時に我々の目的とした。
 調査は、8月9日(水)に実施した。調査員は支部所属の植栽基盤診断士、小野文夫(西武造園梶j、稲山豊(兜x士植木)、宇田川健太郎(箱根植木梶jの各氏で、その他支部技術委員会、事業委員会、NPOグランドキーパーズの調査員等の協力で行われた。
調査項目と方法は、@透水性試験(長谷川式簡易透水試験器)、A土壌硬度試験(長谷川式土壌貫入計)、B土壌断面調査、C土性(指頭法)および土色(土色帖)判定、D酸度(pH測定器)および電気伝導度(EC測定器)、E既存暗渠排水の位置および排水機能状況調査とした。
 当日の天候は、台風7号の影響で東京地方は早朝から降雨であったが、調査開始時には、雨があがり曇りとなった。本調査は7箇所の調査地点で実施し、土性、土色、酸度、電気伝導度については、現場でサンプリングした試料を用いた室内測定とした。
 調査報告書の作成は、今後の「調査診断報告書作成マニュアル」を作成する事を念頭に、調査結果、診断、処方および提案、に関する具体的なまとめ方や表現方法の検討を重ねた。
報告書の内容は、植栽基盤調査結果報告の他、学校運営に支障のない現実的な基盤改善方法に加え、今後の維持管理や利用および運営に関する提案まで、トータルな提案をまとめることができた。
 世田谷区に対する説明会は、9月21日(木)に世田谷区第2庁舎で開催した。
世田谷区からは、「この結果を今後の改善計画、維持管理・利用計画の基礎資料として大いに活用していきたい、また日造協”植栽基盤診断士“の存在を充分に認識し、次回からの校庭芝生化事業を実施する時はぜひ相談にのっていただきたい」との感謝の意と同時に今後への期待を表された。
 東京都支部では、今回作成した「調査診断報告書」を基本定型とし、会員に普及を図り誰でもスピーディーかつスムーズに作成できる「報告書作成マニュアル」に発展させ、「植栽基盤調査診断」の実績づくりを進めていきたい。
                              (事務局長 竹嶋 正實)

街路樹の現況把握と
管理目標の設定めざす
            鳥取県支部

 鳥取県支部では、本年5月の総会で役員の改選があり一部人事の交替がありました。
 支部会員は現在18社で、その全社が県造協会員となっています。
 平成18年度の事業計画としては、▼調査研究=街路樹の現況と管理目標▼広報活動=花と緑のフェアで「日造協コーナー」を設置する/関係機関へ広報「日造協」の配布▼組織活動・街路樹剪定士の活動についての推進活動▼教育訓練活動=技術講習会の開催――  となっており、県造協とも協力体制をとりながら事業を推進していくようにしております。
 私が支部長になって特にこれだけはと思うことは、街路樹の現況把握と管理目標の設定です。このことについては、本部にも知恵を借りながら考えていきたいと思います。
 多種多様に植栽され常緑樹・落葉樹いろいろで、地域的にも北海道と九州・沖縄では樹種も違い、管理目標も差異があるだろうと推察されます。
 数年前に東京都の某市で街路樹のケヤキが高くなり過ぎるということで10m位のところで切ってしまったという報道がありましたが、全国各地でこれに類することが想定されます。
 ナンキンハゼやアメリカフウの紅葉の素晴らしさは道路を通る人の心を癒してくれます。当地の場合も葉が落ちるのを住民が嫌い完全に紅葉する前に剪定をしてしまうことが多いようです。住民の中でもそれを惜しむ声もあります。
 街路樹が存在する限りその維持管理は無くなることはありません。
 日本の道路、その中でも歩道の狭いところに植えられた街路樹は切り刻まれて可哀相です。本来の自然樹形に近づけるため、我々の技術を発揮しなければなりません。
 いづれにしても作業の目標を持ち、それに向って研讃していきたいと願っております。
 日造協も多くの街路樹剪定士を養成すべく座学・実技を県支部毎に実施しているところですが、役所・業者のみならず地域住民をも巻込んでその道路にふさわしい街路樹の形成に貢献したいものです。
                                     (鳥取県支部長 瀧井 英二)

「フェニックス」危機と
その挑戦講演会開催
            宮崎県支部

 宮崎県支部では、平成16年に第1回”「フェニックス」危機とその挑戦“を開催し、宮崎県の県木であり、また他県では南国ムードを醸し出す樹木として知られる「フェニックス」が、フェザリューム菌による樹勢の低下・ヤシオオオサゾウムシによる虫害により、消滅の危機を迎えていることに対して、原因とその対策を公開する講演会を開催致しました。その後、県による被害拡散防止策等が実施されましたが、未だ被害が続いているのが現状です。
 そこで(社)日本造園建設業協会宮崎県支部と(財)日本造園修景協会宮崎県支部は、NPO法人フェニックスを守り育てる会と連携し、今回第2回”「フェニックス」危機とその挑戦“講演会(守ろう、宮崎の県木「フェニックス」)を開催する運びと致しました。
 今回は、産官学のみならず広く市民を対象とする講演会とし、敷地内に「フェニックス」を植栽している企業並びに個人に対してDMを発送し、被害の判断並びに対処方法の案内を告知する予定です。
 宮崎県支部としては、今回の講演会を始めとして、「フェニックス」の消滅を食い止めるべく造園関連業界が主導となり産官学民一体となった県民運動への展開を図ってゆきます。
 九州内各県市町村他への被害の拡大も懸念されており、その対策を講じることが急務と思われます現在、宮崎県民のみならず関係各位のご参加をお願い申し上げます。
 ▼開催日時=平成19年 2月10日(土)13時半〜16時半▼会場=宮崎県民文化ホール(宮崎市)▼講師及びパネラー(予定)=福満和徳氏(宮崎県環境森林部)、田村光章氏(前南九州大学・害虫学)、尾崎克己氏(南九州大学・病理学)、馬原久年氏(株n原造園建設)北川義男氏(南九州大学・環境デザイン)▼内容@原因A被害の現状B被害の診断方法C最新の対処方法D今後の運動の展開の仕方Eその他▼参加費=無料▼問い合わせ先=(社)日本造園建設業協会宮崎県支部事務局(宮崎市新栄町37の1、 TEL&FAX 0985・23・6864                         (事務局長 徳地 信一)

屋上・壁面緑化コンクール
日造協会員
3賞受賞

屋上緑化部門・国土交通大臣賞受賞した「オーチャードプラザ/オーベルグランディオ川崎」(駐車場棟屋上緑化施設)

 第5回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクールの審査結果が発表され、東京・虎ノ門パストラルで10月25日に表彰式が行われた。
 同コンクールは、(財)都市緑化技術開発機構が主催、日造協ら緑化関連団体が協賛し、屋上、壁面・特殊緑化の2部門で実施。日造協会員が3賞を受賞した。
 屋上緑化部門では、国土交通大臣賞を「オーチャードプラザ/オーベルグランディオ川崎(駐車場棟屋上緑化施設)」樺キ谷工コーポレーション(設計・施工)、鞄比谷アメニス(施工)が受賞。
 環境大臣賞を「若松総合事業所(サービスビル屋上緑化施設)」電源開発且瘴シ総合事業所(所有・管理)、潟Wェイペック若松環境研究所(施工・管理)、鞄比谷アメニス(施工)が受賞。
 壁面・特殊緑化部門では国土交通大臣賞を「東京プリンスホテル・パークタワー芝公園」潟vリンスホテル(所有)、樺O下都市建築設計(設計)、鹿島建設梶i施工)、西武造園梶i設計・施工・資材・工法開発)が受賞した。