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全国造園フェステイバル
北海道から沖縄まで
多彩に開催
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「花と緑で 美しい 日本を」テーマに緑の大切さ、造園建設業の仕事の役割を市民の皆様に知ってもらうことを目的に11月3日から5日にかけて全国84ヶ所で「全国造園フェスティバル2006」を開催しました。
このイベントは今年が都市公園法施行50周年という節目の年であったことを切っ掛けに日造協ビジョン21の具現化のひとつとして、環境と景観の時代である21世紀に求められる街づくり、地域づくり、美しい国づくりに素晴らしい造園の技術を生かすべきことを、多くの市民の皆様に理解していただこうと企画したものです。
そのため、来年以降も市民の皆様に造園建設業を理解し、支援していただくために継続してイベントを実施して行くこととしています。
今回は、関東総支部の大井ふ頭中央海浜公園で行われたイベントがNHKの全国ニュースとして放映される等地方のTVや多くの新聞にも取り上げられ、造園建設業にとって非常に効果的なイベントとなりました。これは、会員の皆様が全国で一斉に取組んでいただけたことが、マスコミサイドに評価された結果だったと思います。
10総支部で開催されたイベントの中から東北、関東、中部、九州、沖縄総支部の実施概要を紹介します。
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全国造園フェステイバル続き
公園の楽しさ伝わる
東北総支部
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パネル展示には多くの人が見入っていた |
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日造協のアイデンティティを高めようとの本部からの提案で、東北は冬期に向う時期と年間行動計画に割り込む行事で各支部とも実施に難航したが次のとおり実施した。
●青森県支部は、青森市三内丸山遺跡公園にて花苗、球根、花と野菜のタネ配布。
●岩手県支部は、盛岡市内丸緑地にて園内落葉清掃、造園相談、公園利活用アンケート、花と野菜のタネ配布。
●宮城県支部は、国営みちのく杜の湖畔公園にて記念植樹(紅白のしだれ梅5本)、花苗植え(入園者からパンジー苗200本花壇に植付体験)、花苗(シクラメン800個)配布、花と野菜のタネ配布。
●山形県支部は、山形市双月児童遊園地にて園内高木剪定実演(高所作業車使用)、庭園管理・造園相談、花と野菜のタネ配布。
●秋田県支部は、秋田市県立小泉潟公園にて菊花のモニュメント建立、パネル展示、花と野菜のタネ配布――を行った。
特に、パネル展示は、秋田県支部が秋田県造園協会とともに市民を主体とした公園の利活用の一環として、平成8年から県立北欧の森公園で「フローラル、フェスタin北欧の杜」を開催しており、これは市民自ら考え、企画実行するという真に新しい公園の利活用で花と緑に関連する様々な趣味や芸術等の活動をしている個人、団体を中心に参加しており、これらの活動状況パネルと、今年から指定管理者制度に移行した小泉潟公園の日本庭園での音楽コンサート、講演会、パークセンターを利用しての市民の展示会や体験:教室、多目的広場での子供たちの遊ぶ様子等のパネルを展示した。
開催期間中は天候にも恵まれ小泉潟公園来園者延べ5000人の方々がパネルにも見入っておりました。 (事務局長 飯沢 幸雄)
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全国造園フェステイバル続き
公園のリピーター獲得
関東・甲信総支部
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NHKのインタビューに答える参加者 |
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関東・甲信総支部では、国営ひたち海浜公園(茨城県)をはじめ、9都県、22会場でイベントを開催。
このうち、文化の日の11月3日に都立大井埠頭中央海浜公園では、スポーツの森管理事務所前を中心に、花苗や種、完熟堆肥のプレゼント、公園で見つけた木の実などでのおもちゃづくり、プランターへの花苗の植え付けを実施した。
特に、花苗の植え付けは、十数種類が用意された花苗を、参加者が自由に選んでプランターに植え付けるもので、担当者の案内を聞きながら、思い思いの花苗、最後に自身のニックネームなどを書き込んだ名札をつけて完成。また、出来上がったプランターは作者と一緒に、日造協の活動や公園のできるまでを解説したイベントの開催案内パネル前で記念撮影され、その場でプリント。当日の参加記念として好評となっただけでなく、プランターはその後も管理事務所に飾られ、ちょくちょく様子を見に来たいと公園のリピーターを増やす格好のイベントともなった。
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全国造園フェステイバル続き
行政からの開催依頼も
愛知県支部
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花の植え付けなど公園の美化活動も行われた |
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中部総支部では、岐阜、静岡、愛知、三重で開催され、このうち、愛知県支部は11月5日、名古屋市中区内「西大須公園」をメイン会場に、支部会員企業26社共同で、名古屋市内6カ所及び豊橋、豊田においても同日に開催致しました。
開催当日は、メイン会場にて高村副会長、赤崎支部長が参加者の皆様に対し、イベントの趣旨説明や御礼を申し上げ、続いて公園内のゴミ拾いを愛護会の方々と我々会員企業とで行い、プランターに様々な花を植え付けるなど、公園の美化活動を行いました。他にも園芸相談や管理方法の説明など僅か2時間足らずの短い時間でしたが、充実したイベントとなりました。
この度のイベントの進め方としては、準備期間の無い中、会員企業の方々にイベント開催の趣旨説明を行い、理解と協力を求めることから始まりました。限られた準備期間で、いかに効率よく行政・市民の皆様に協力と賛同を得て開催にこぎ着けるかを、執行部にて話し合いながら進めて行きました。
まずは公園利用について名古屋市や各市町村に協力をお願いし、続いて各公園管理者に地元の愛護会や町内会及び子供会を紹介して頂きました。
三連休の最終日ということもあり、多くの市民の方々への参加呼びかけは難しく、街区公園においては、それぞれの愛護会による年間スケジュールも決まっており、急な呼びかけに対して、あまり良い返事をいただくことが出来なかった開催箇所もあった中、それぞれの会場責任者の熱意により、次第に参加者の皆様からも様々なご提案やご意見を頂戴しながら開催できたことは、地元の方々の公園に対する想いに触れることができる良い機会ともなり大変貴重な体験となりました。
主観的な感想を述べさせて頂くと、準備を進めながら様々な疑問が生じたことは否めません。「誰のためのイベントなのか」「日造協のPRとして有効なのか」「一般市民の方々は、我々造園業界に対してどのような感覚をお持ちなのか」。
市民の方々にとって公園の存在意義はそれぞれだと思います。「都市公園法の施行50周年連動企画」と言っても我々会員や行政主導の話であって、一般参加者には、伝わりにくい趣旨だったように思えます。このような様々な疑問や問題点を感じ、考えさせられました。
しかし、「市民との協働」というテーマに基づき、一緒にイベントを行い、喜んで頂けたことは、支部や会員企業にとっては貴重な体験となり、今後恒例事業として続けて行く事に対し意義を見出せたと思います。
最後になりますが、参加者の方々より「来年もお願いしますね」と声をかけて頂いたり、開催直前に「某公園でもイベントを開催して頂けないか」と行政機関から問い合わせがあり、残念ながら丁重にお断りしたような事例があったことも御報告致します。
「来年は、うちにも是非お声をかけて下さい」とおっしゃって頂いたことに、大変勇気づけられ、嬉しく思いました。 (事務局長 奥村 誠)
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全国造園フェステイバル続き
次回に向け実行委設置
福岡県支部
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イベントのもようは夕方のニュースでも放映された |
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九州総支部では、7県全てで様々な催事が行われ、福岡県支部では、県内7箇所で開催されました。福岡地区3箇所、北九州地区2箇所、筑豊地区1箇所、久留米地区1箇所での同時開催となったわけですが、当日は幸いにも爽やかなとても良い天気で、各会場とも多くの会員と市民の参加のもと無事に終了でき、準備を進めてきました県支部事業委員及び公園指定管理者業者も何はともあれ、ほっとしているところです。
実のところ今回は、初回でもあり準備期間も費用も少ないなかで、まずはやってみようという手探り状態のスタートだったにもかかわらず、福岡県支部会員の約90%の参加が得られたことは特筆すべきことと思われます。各会場とも様々な問題点や反省点はありましたが、これらは来年の課題として受け止めることとし、支部会員がこのフェスティバルで団結できた点は、別の意味で評価できるような気がしています。
ここで、開催地のひとつでありました天神中央公園でのフェスティバルの様子を紹介します。
天神中央公園は名前のとおり、福岡市の繁華街天神の中央に位置し、福岡県庁の跡地を都市公園として平成元年に開園しております。広さは約3万1千uあり、中央に広大な芝生広場をもつ数少ない都会のオアシスとして市民に親しまれている公園です。また開催場所は福岡市役所の横であり、屋上緑化で有名なアクロス福岡の正面という好立地での開催となりました。
当日、天神中央公園ではマスコミの取材も行われ、花と緑”美しい町並み“をという題目で、 夕方のNHKニュースで映し出されました。ニュースでは「花と緑で美しい日本を!」と書かれたお揃いのジャンパーを着た20数名の県支部会員が、色とりどりのパンジーやビオラを多くの市民にプレゼントしている公園での奮闘ぶりが映し出され、また会場での和やかな雰囲気や木下九州総支部長のインタビューのなかで「家庭でも花を飾ってもらい美しい町並みをつくってほしい」という言葉が紹介されました。
今回のフェスティバルを機会に福岡県支部としては、事業活動の一つとして来年度早々より実行委員会を結成し、会員企業が参加しやすく、地域住民にどのようにアプローチしていくのかを検討しようと考えております。
(事業委員長 山本
和美)
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全国造園フェステイバル続き
市民多数参加で賑わう
沖縄総支部
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多くの児童がロープの結び方を体験した |
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沖縄総支部では、11月3日から5日にかけて造園フェスティバルを開催。秋も深まり過ごしやすい季節となった県庁近郊の那覇新都心の「黄金森(くがにむい)公園」において実施されました。このイベントは地域における憩いの場としての都市公園を舞台に、地域住民に造園技術に親しんでもらい、かつ人々の暮らしに息づく景観、環境を考えたまちづくり地域づくりに、造園の技術が生かされていることへの理解を深めようとする事を目的として行われたものです。
開催当日は、文化の日にあたり、会員はもとより、那覇市の職員をはじめ地域で緑化活動を行う泊みどり会、泊小学校の児童らが多数参加しました。
開会に当たり、市来総支部長から「みんなが生き物と仲良く生きていくことができる場を作ったり、まちの緑が元気でいられるように工夫することが私たち造園の仕事です。本日のイベントは、造園の技術がどのようなものか楽しみながらみなさんに知ってもらおうというものです。花と緑にあふれた美(ちゅ)ら島づくりを皆んなで進めていきましょう」と挨拶があり、その後に黄金森公園内においてホウライカガミ、トウワタ等の植樹や、フラワーポットへの花の植栽が行われました。ハッピ衣をまとった会員らがスコップで植栽用の穴を掘り、植栽の技術的な実践指導を行った後、児童らが苗木を丁寧に植え、今後の育成を見守ることになりました。
続いてパネル展示により造園業の仕事や都市における緑の大切さを参加者へアピールし、理解を得ました。ひき続き行われた「ロープ結び教室」は、交差させた竹垣をしっかりと固定するロープの結び方を会員らが教えるというもので、多くの児童が実際に体験して指導を受けました。「難しい」と苦労する児童もいましたが、教えてくれる会員の手元を熱心に見つめ、プロの技術を学びました。
最後に、参加者全員で公園周辺のゴミ拾いを行い、閉会となりました。イベントには児童らの父兄や地域住民多数が参加し、造園・都市緑化をアピールする有意義なイベントとなりました。
(事務局長 金城
和雄)
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4面
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【総・支部だより】
ものづくりと技術の
研鑽をめざして
香川県支部
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技能五輪
全国大会のもよう |
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四国では初めての「技能五輪全国大会」が、(10月20日〜10月25日)サンメッセ香川を主会場に、他13会場で開催されました。
造園部門には、香川県から4組8名の選手が参加し、金賞、銅賞、敢闘賞をそれぞれ受賞しました。
3年前から他会場の視察をふくめ、香川大会にむけて準備を重ねてきました。昨年より土、日を返上して、繰り返し基礎練習に取り組んできました。
昨今、公共工事中心で、若い人たちが本来の造園技術を習得する機会が少ないなか、目標をもって勉強する体験が出来たことは、自信につながったのではないでしょうか。
金賞受賞者は、年齢制限のため世界大会には参加出来ないそうですが、後輩の人達にこの経験を伝えていってほしいものです。
また、11月3日には、「全国造園フェスティバル」を、国営讃岐まんのう公園中央エントランス広場にて、まんのう公園工事事務所のご協力をいただき、まんのう公園管理センター、県造協との共催で、都市公園法施行50周年のアピールと、苗木(1500本)の無料配布を行いました。準備期間が少ない中、会員企業の協力をうけ、日本庭園の作成、大型プランターを用いての修景、緑化相談等行い、来園された人たちには楽しんでもらえたのではないでしょうか。
協会を取り巻く環境は、日増しに厳しくなってきますが、これらのボランティア活動を通して新たな事業への展開に結びつけてゆけるよう、県造協共々一団となって進めて行きたいと思っています。 (事務局長・木村 英二)
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産廃等の法改正に伴い
行政セミナーを開催
茨城県支部
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(社)茨城県産業廃棄物協会の萩谷良夫参与を講師に迎え開催 |
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水戸市の造園会館には50人が集まり熱心に聞き入った |
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茨城県では、去る9月22日に環境問題関連で「厳しすぎる廃棄物処理法の欠格要件」と題して行政セミナーを開催しました。
平成9年に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律」が成立して以来、違反行為の罰則は強化されてきておりますが、今回は環境省が平成17年に新たに各都道府県に通知を出した「行政処分の指針について」を主題として6茨城県産業廃棄物協会に講義をお願いしました。
その講話の一部を紹介しますと、「通知の狙いは悪質な産廃業者の排除としているが、善良な会社経営を行っていた場合であっても、経営役員が本業の産廃業に関係のない私的な不法行為(傷害事件や暴行事件での有刑、スピード違反での有罪等)を行った場合は廃棄物処理法の欠格要件に該当することとなり、産廃業従事が禁じられ、産廃業許可の取消しや建設業の取消しになるなどの大変厳しい内容になっている」との事でした。
具体的な例として欠格要件については、「法律で定める役員はすべて対象になり、法律で定める役員とは会社の役員だけでなく法人に対し多額の資金を有し、役員と同等の支配力を持つ者も該当することになる。また、違反を起こした会社の役員を受け入れた場合には、退職日から60日間は前の会社での責任を負う形になり、欠格対象者の役員がいることになる。さらに、刑の終了から5年を経過しない者の場合も同様」など、数々の取消し要件事例発表があり、多種多面的で細やかな内容でした。
出席者は50名、講義時間は2時間30分程度でしたが盛況のうち終わり、行政処分の指針については、造園建設業界においても関係するところでありますので、セミナー参加者は身近なことで他人事では済まされない切実な問題であると認識を新たにした感想が多く、有意義な研修会として終えております。 (事務局長・小松崎 武男)
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【事務局の動き】
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【11月】
1(水)・ 技術委員会・施工技術部会
・基幹技能者制度推進協議会土木系分科会
2(木)・ 技術委員会・正副委員長会議
・建設雇用改善推進月間の集い
3(金)〜5(日)・「全国造園フェスティバル2006」
6(月)・ 総務委員会
・広報部会「広報日造協」編集会議
7(火)・ 自由民主党へ税制度について要望
9(木)・ 意見交換会・北海道総支部
・ 建設産業専門団体連合会全国大会
10(金)・ 入札契約制度対応分科会
14(火)・ 全国都市公園整備促進大会
15(水)・ 建設産業専門団体連合会総務部会
・ 危険性有害性マニュアル作成ワーキング委員会
16(木)・ シンポジウム「新時代の公園づくり」造園・環境緑化産業振興会
17(金)・ 技術委員会・樹形再生テキスト編集会議
・ 資格制度普及分科会
・ 近畿総支部役員連絡協議会
20(月)・ 総務委員会・財務部会
・ 技術交流会(静岡県支部)
21(火)・ 技術委員会・企画開発部会
・ 基幹技能者制度推進協議会土木系分科会
25(土)〜12/1(金)・国際園芸博覧会と公園緑化事情視察(タイ国)
27(月)〜28(火)・造園基幹技能者認定研修会(佐賀県)
【12月】
4(月)〜5(火)・7(木)8(金)・植栽基盤診断士実技試験(東京)
5(火)・ 正副会長・常設3委員長合同会議
・ 造園団体連携特別委員会
・総支部・支部長合同会議
6(水)・ アクションプログラム推進等特別委員会
7(木)・ 「広報日造協」編集会議
・総務委員会・企画部会
12(火)・ 広報日造協新春座談会
13(水)・ 事業委員会(在京)
14(木)・ 建設系CPD協議会
18(月)・ 植栽基盤診断士認定審査委員会
19(火)・ 建設産業専門団体連合会理事会
20(水)・ 入札契約制度対応分科会
・基幹技能者制度推進協議会土木系分科会
22(金)・ 技術委員会・街路樹樹形再生テキスト編集会議
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【麹町箱】
受賞の喜びよりもその過程を大事に
緑造園興業且ミ長 植原 成典
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「未来へと 技のかけ橋 香川から」をキャッチフレーズに、ものづくり王国・日本の次代を担う若者技術者が香川に集まり、日頃の成果を競う「2006技能五輪 アビリンピックin 香川」が開催され、10月21日、22日の両日、第44回技能五輪全国大会の造園部門が高松市内のサンポート会場で開催され、全国から2名1組の25チームが参加し、その技能を競い合いました。
当社からも若い2名の選手が出場しました。まだ、経験3年足らずの21歳の社員ですが、何とか課題を成し遂げたようです。会社としては敢闘賞でもと思っていましたが、結果的に銅賞を受賞しました。この受賞までの過程が選手達にとって一番重要なことであることを理解してほしいと考えています。1年余りにわたる訓練を指導してくれた方々、アドバイスしてくれた諸先輩、訓練の時間を与えてくれた同僚・先輩達に感謝の気持ちを忘れないようにしてもらいたいものです。
自身自ら考え、努力し、成し遂げることにより自分本来の仕事の意味を理解してくれることが、会社にとって大きな収穫であると思います。
出場に向けての技能の習得、習熟を図りいかなる状況にも対応できる知識、技能水準の向上を図る訓練も大会の制作課題をこなすためだけのものではなく、今後の仕事の上で必要不可欠なものです。この訓練で学んだことを生かすことが今後の造園業界を支える力となるのではないかと思います。若い2人にとって、今回の大会出場は、いろんな意味での大きな財産であり、会社にとっても大きな財産でもあります。また、このような技能者を育てることが、会社の責務であり、社会的責任でもあると思います。
いま、造園業界では、熟練技能者の高齢化によるリタイヤや若年層の不足などにより、優れた造園技能の伝承が危惧されていますが、競技中、高校生ぐらいだったと思いますが、制作過程を熱心に見ているのが見受けられました。競技者の後輩だったのか、彼らはどのような気持ちで見ていたのか、何らかの感動を与えることができただろうか、その気持ちを知ることはできませんが、将来この業界に来てくれるだろうかと、小さな期待を抱きました。
このような、技能大会の機会をを数多く与え、今の若者に技能の伝承をする意味で、また、造園への興味を抱いてもらうためにも、その必要性を痛感しております。
最後に、この競技に出場した選手全員に、中国最古の詩集詩経から“切磋琢磨”
という言葉を贈りたいと思います。
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