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緑を活かし共に生きる 日造協の「VISION21」

2.事業領域の拡大や将来に向けての取り組み
社会のニーズを見つめ、緑を活用した新しい事業を創出する

 防災・安全、健康、少子高齢化、さらには美しい景観に配慮した事業に社会の関心が集まっており、造園業においてもこれらのニーズに対応した事業領域の拡大と技術の活用が期待されています。

 たとえば、高齢者も楽しめる「パークゴルフ」の普及、※景観緑三法を活用した街や都市の景観・緑地づくりによる「緑の価値評価の活用」の提案、子どもたちが緑と花に親しみ、そこに集まる生き物と関わりあう「キンダーガルテン未来プラン」など環境教育の仕掛け、さらにはストレスをコントロールする緑の環境構築も不可欠であり、人々が健康で快適にすごせる緑の環境・景観づくりによる「総合的ヘルスプロモーション」の形成もますます重要になっています。欧米諸国で普及している園芸療法は、その一例といえます。

 減少している公共投資分野においては、『美しい国づくり政策大綱』が求めているように、広域な自然環境への対応をはじめとして、道路・港湾・河川などに造園技術を活用した環境や景観づくり、里地・里山の保全など、新たな形の社会資本整備に積極的に関わってゆく 必要があります。

 また、現在急速に進んでいる民間活用への対応、指定管理者制度や※PFI事業などへの対応は必要不可欠であり、他業界に先駆け、造園建設業界がイニシアチブを取っての対応が望まれます。
一方、環境をキーワードとした民間企業とのリレーションによる事業化など、事業領域拡大への積極的な取り組みが求められます。

 これらを柱とし、造園建設業界の事業拡大に向けた協会員各位の協働が必要であり、当協会の最重要課題であると認識しています。

 ※景観緑三法:景観法、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律、都市緑地保全法等の一部を改正する法律の3つの総称。
美しい景観と豊かな緑を総合的に実現するために平成17年に施行された。
 ※PFI(Private Finance Initiative):公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法。

■具体的な施策
 緑化による資産価値の向上
 みどり産業拡大のための仕掛けづくり
 地球環境への貢献
緑豊かな住宅環境の創造
屋上緑化等の事業領域の拡大
緑豊かな住宅環境の創造 屋上緑化等の事業領域の拡大
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