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美しい街路樹を守り育てる 「街路樹剪定士」

■ 街路樹とは…その歴史と役割

1000年以上の歴史を経て、街路樹の役割はますます重要になっています
     

 私たちが暮らす街に、美しい緑の潤いを与える街路樹。その歴史は古く、奈良時代に始まったとされています。

 江戸時代には、幕府によるきめ細かな取り決めや指導が行われるようになり、街路樹の植栽技術や管理・運営の基礎が確立されました。

 明治時代に入ると10種の樹種が選定され、本格的な街路樹計画が実施されるなど、現代に至るまで街路樹は1000年以上にわたって大切にされ続けてきました。

  今、地球規模での環境劣化が問題視され、一方で身近な緑に安らぎを求める時代において、その必要性はますます高まっているといえます。都市空間に自然の潤いを与え、その美しい景観が人々の心を癒すのはもちろん、二酸化炭素の削減効果、都市の冷却化、野生生物の拠り所としてなど、街路樹の役割は多彩に広がっています。

【樹形は木の種類によって千差万別です。】
(1)シダレヤナギ 15m (2)ニセアカシア  17m (3)イチョウ  30m
(4)トウカエデ  15m (5)ケヤキ     23m (6)ハナミズキ 8m
(7)ユリノキ   26m (8)ソメイヨシノ  12m (9)トチノキ  20m

■ 街路樹のおかれている現状

植樹スペースが狭く、根が変形
削り取られた街路樹
頂部を切断された街路樹
     

 自然状態や公園などの樹木に比べ、街路樹は常にストレスにさらされています。狭い歩道や植樹スペース、上空の電線、多様な地下埋設物、排気ガスや踏圧、建築限界線など、さまざまな制約が存在する街路樹の生育条件は非常に厳しくなっています。

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